2018年11月8日(木)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館4階「科学原理とのふれあい」、生命館4階「人体の不思議」の様子をリポートします。
天気と来館時間
天気は「晴れ」で、来館時間は9時30分から~12時です。
館内の様子
本日のプラネタリウムは、1回目が小学6年生向けの学習投影、2、3、4、5回目が一般投影、6回目は休演となっていました。プラネタリウムの11月のテーマは、「宇宙の音・星の音」です。
平日の午前中ですが、プラネタリウムで小学6年生の学習投影があり、中学生の団体なども来館していて、理工館4階と生命館4階は10時ごろから小中学生の団体で大変賑やかでした。一般の方はプラネタリウムの観覧をする方が中心でした。
平日なので、理工館5階で人気の「極寒ラボ」の整理券配布はすぐに終了しませんが、「極寒ラボ」を体験をしたい方は、入館したらすぐに整理券をゲットしましょう。また、理工館4階の「放電ラボ」は平日なので整理券なしで体験できます。
生命館の2台のエレベータは、昨年更新されて大変静かで、スムーズに運転されています。 生命館6階からは、理工館6階のプラネタリウムに行けない動線になっているので、生命館のエレベータ内に注意喚起する表示が追加されていて、大変わかりやすくなっています。
館外の様子
名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。6月12日(火)から夏場対応となっていましたが、11月6日(火)から冬場対応となり、開門時間前に並ぶ場所が南門となっていますので注意してください。
来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。
平日の午前中ですが、開館前の9時頃には、1人の方が、北門で開館を待っていました。
展示品変更情報
理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示が、「2018年ノーベル賞受賞」と「長良隕石」に更新されています。「長良隕石」の展示の中で、最近、小牧市に落下した「小牧隕石(仮称)」についても紹介されています。
名古屋市科学館の生命館5階「生命のひみつ」の「バイオギャラリー」ですが、しばらく展示品がありませんでしたが、「愛知県の森林で、120年ぶりの、ササの一斉開花」についての展示がされています。
名古屋市科学館の生命館2階「地球のすがた」の「発見処」ゾーンに「カオリン」という展示品が増えています。「カオリン」は、カオリナイトという鉱物を含む粘土で、瀬戸物の原料になります。
名古屋市科学館の天文館5階には、「デジスター」という、デジタル式プラネタリウムの展示品がお目見えしています
名古屋市科学館の生命館4階「人体のしくみ」は、数年かけて「人体のふしぎ」というテーマで展示更新をしています。
平成29年度の展示更新が完了し、新しい展示品の「内臓パズル」や「骨パズル」、「筋肉を動かしてみよう」などがお目見えしています。
屋外展示品のB6型蒸気機関車ですが、修復調査のため大阪の工場に搬入されています。名古屋市科学館の話では、しばらく戻ってこないそうです。
理工館地下2階イベントホールでは、11月3日(土・祝)から企画展「私の南極展」が始まっていますが、開催期間は11日(日)までとなっていますので、お早めにご覧ください。また、11月23日(金)からは特別展「SWEETS(スイーツ展)」が開催予定となっています。
イベント情報
企画展「私の南極展」
名古屋市科学館の学芸員が独自に企画をして実施されるのが「企画展」です。企画展「私の南極展」は、名古屋市科学館で2回、夏の南極観測隊に参加している学芸員の企画で、南極での気象観測以外に、南極での日常生活なども知ることができます。
また、南極観測隊の隊員になるまでの過程も展示されていて、これから南極観測隊に参加してみようとお考えの方は、大変参考になるのではないでしょうか。
南極観測隊の生活では、南極で身に着けているもの、どんなものを食べていたか、トイレはどのようにしていたかなどが紹介されています。また、南極で会える「ペンギン」などの紹介もあり、南極でどんな経験ができるのか知ることができます。
企画展「私の南極展」の会場中央には、日本の南極観測隊の基地である「昭和基地」の大きな写真があり、「昭和基地」をバックに記念撮影もできるようになっています。
この企画展「私の南極展」を見ると、過酷な環境の中で、南極観測をしている南極観測隊も、少し身近な存在に感じることができ、「自分も南極観測隊の隊員になってみよう。」「南極観測隊を応援しよう。」という気持ちもわいてきます。
企画展「私の南極展」は、11月3日(土・祝)から、名古屋市科学館の理工館地下2階イベントホールで開催されていて、入場は無料(高校生以上の方は名古屋市科学館の入館料が必要)です。開催期間は、11月11日(日)までですので、南極に興味のある方はお早めにどうぞ。
理工館5階の、マイナス30度を体験できる「極寒ラボ」では、「南極の氷」や「オーロラの映像」などを見ることができます。
天文館東の屋外には、平成24年まで、20年以上も南極で活躍していた「SM50S型雪上車522号車」が展示されています。