名古屋市科学館の来館日記(2022.10.07)

2022年10月7日(金)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館3階「技術のいろがり」、生命館3階「生活のわざ」の様子をリポートします。

天気と来館時間

天気は、「雨」で、来館時間は9時30分から12時です。

館内の様子

本日のプラネタリウムは、1、3回目が小学校6年生の学習投影、2、4、5回目が一般投影、6回目は休演となっていました。10月のプラネタリウムのテーマは、一般投影が「皆既月食の魅力」、ファミリーアワーは「とびだせ!星の世界へ」です。プラネタリウムドームの愛称は、2021年4月から「NTPぷらねっと」という名前になっています。

常設展示室は、小学6年生の学習投影もあり、多くの小学生でにぎわっていました。

新型コロナウイルス感染防止の観点から、人気の「極寒ラボ」ですが、昨年11/9(火)から入場人数を一回につき10名に絞って開催されていましたが、7月からは開催回数が増えています。開館時と13:00に、極寒ラボ横で先着順にて整理券を配布しています。

その他の実演・実験については縮小して実施されていましたが、7月からは開催回数が増えています。「放電ラボ」は人数を制限して「土・日・祝」も先着順、「サイエンスステージ」は人数を制限して先着順となっていますのでご注意ください。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。現在は夏場対応となっていますので、開門時間前に並ぶ場所は北門となっていますので注意してください。来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。平日の午前中ですので、開館前の9時頃に北門で開館を待つ方みえませんでした。

名古屋市科学館のレストランは、2020年9月13日から閉店していましたが、2021年1月29日に「ミュージアムカフェ」という新しいお店が開店しました。

名古屋市市科学館のミュージアムショップもレストランと同様に閉店していましたが、2021年7月21日から新しいショップがオープンしました。

各フロアーの状況

理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、6月から「国際ガラス年2022」、10月から「ハーシェル没後200年記念展」になっています。

理工館6階の「地下へ挑む」ゾーンには温度管理された「ネタケース」の中にボーリングコアが展示されていますが、3月から「伊豆・小笠原海溝付近のボーリングコア」に更新されています。

天文館5階「宇宙のすがた」の「宇宙のひろがり」ゾーンでは、昨年打ち上げられた宇宙望遠鏡、「ジェームズウェブ宇宙望遠鏡」の解説が追加されています。

生命館5階「生命のひみつ」の「バイオギャラリー」が「食われるだけじゃない生き物」に変わっています。

生命館4階の「人体のふしぎ」フロアーは数年かけて展示更新が行われていましたが、2021年3月にすべての展示品が完成しました。新しく生まれ変わった生命館4階「人体のふしぎ」フロアーを堪能してください。また、新型コロナウイルスの詳しい解説展示もあり、「新型コロナウイルスの3Dデータを元に基に作成した模型」が目を引きます。今月から、「新型コロナウイルスのスパイクとヒト細胞の結合模型」が追加されました。

生命館3階の「生活のわざ」フロアーにある「ミミズトンネル」などは、新型コロナウイルス感染予防のため「トンネルをでたら手を洗おう」という注意書きをして、展示が再開されています。
また、「環境とくらし」ゾーンにあるツンドラの衣装が、9月中旬に「毛皮のアノラック」から南極観測隊の防寒着」に代わっています。

<南極観測隊の防寒着>

生命館地下2階の「サイエンスホール」に、2021年3月から「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」がオープンしています。

理工館地下2階のイベントホールでは、7月9日(土)から9月19日(月・祝)まで、夏の特別展、地球がうみだすキセキ「宝石展」が開催されます。

開館60周年記念企画展「名古屋市科学館60年のあゆみ」

名古屋市科学館は、1962年市立名古屋科学館として開館し、今年で60周年を迎えます。企画展「名古屋市科学館60年のあゆみ」では、これまで名古屋市科学館が歩んできた歴史を写真や学芸員の解説で振り返ります。これからの名古屋市科学館がどんな科学館になればいいのか、来館者と一緒に考える展覧会となっています。

この企画展は、ZONE1「60年のあゆみ~年表~」、ZONE2「60年のあゆみ~広報~」、ZONE3「常設展示」、ZONE4「実演」、ZONE5「プラネタリウム」、ZONE6「教育普及事業」、ZONE7「未来の科学と科学館」、ZONE8「60年のあゆみとこれから」という8つのゾーンに分かれていて、これまでの名古屋市科学館のすべてがわかる展示となっています。

企画展「名古屋市科学館60年のあゆみ」の開催日は2022年10月29日(土)から11月20日(日)、会場は理工館地下2階イベントホールです。企画展の入場料は無料(科学館の入館は所定の観覧料が必要)となっていますので是非ご覧ください。