名古屋市科学館の「二番目の見どころ」は放電ラボや極寒ラボなどの大型展示

名古屋市科学館

名古屋市科学館はギネスにも登録された直径35mのドーム内に設置されたプラネタリウムと放電ラボや極寒ラボなどの大型展示が人気です。
では、「二番目の見どころ」となる展示はというと、それは「大型展示」です。

名古屋市科学館の「大型展示」はすべて理工館

名古屋市科学館の大型展示はすべて理工館にあり、120万ボルトの放電(稲妻)が体験できる「放電ラボ」、マイナス30度の世界を体感する「極寒ラボ」、高さ9mの竜巻が観察できる「竜巻ラボ」の3つです。「竜巻ラボ」はトルネードショーというショー形式で大型展示を体験できるのですが、ショー無しでよければ大型展示品としていつでも竜巻を見ることができるので、前者の2つがおすすめです。極寒ラボは1回20人の定員なので平日でも整理券が必要です。放電ラボは1回60人が定員なので通常の平日は整理券無しで体験できます。

名古屋市科学館の目玉となっている大型展示は、大きさからいうと「放電ラボ」、「極寒ラボ」、「竜巻ラボ」になります。ラボという名がついてないのでお気づきの方は少ないのですが、理工館の2階と3階を利用して水の循環を表現した「水のひろば」という大型展示もあります。

放電ラボ(理工館4・5階)

理工館の4階と5階を利用して設置されている放電ラボは、ラボと名前のつく展示で一番大きなものです。最初にバンデグラフ(静電気発生装置)を使用した静電気の実験があります。メインは大型のテスラコイル2基で作られた120万ボルトの放電実験(稲妻)は圧巻です。閃光と大音響に泣き出してしまうお子様も見えるとか。怖かったら二度目はいいですが、一度は体験したい展示です。プラスとマイナスの極性を変えて2つのテスラコイル間の放電とテスラコイルと客席を保護する金網間との放電の合わせて3回の放電実験があります。特にテスラコイルと金網間の放電では客席に稲妻が迫ってきて迫力があります。約20分の体験で途中の入退出はできませんので心の準備をして入場してください。
大音響は怖いけど、放電(稲妻)は見たいという方は理工館5階の窓から放電ラボを覗くことができます。放電ラボ開始後10分くらい経つと、理工館5階の放電ラボの窓から3回の放電を見ることができます。

定員は1回60人で通常の平日は整理券は要りませんが、土・日・祝日は整理券が必要ですので「4階サイエンスステージ北側通路」で配布している整理券をゲットしてください。

極寒ラボ(理工館5階)

理工館5階に設置されている「極寒ラボ」は、髪の毛も凍りつくマイナス30度の世界を体験できる展示です。最初マイナス10度の部屋でからだを慣らし、いよいよマイナス30度の世界を5分間体験します。マイナス30度の部屋では南極の氷なども見ることができます。そしてマイナス10度の部屋でからだを戻し、常温の部屋に戻りますがめがねなどは霜で真っ白になります。人によってはマイナス30度の世界の5分間は苦痛で大変長く感じるといいます。特に夏場は外の気温が高いのでマイナス30度の部屋との気温差が大きくなるので体調の悪い方は注意してください。約20分の大変貴重な体験ができますので一度は体験したい展示です。

定員が1回20人なので平日も整理券は必須です。特に土・日・祝日はすぐに配布終了となるので科学館に入館したら「極寒ラボ横の整理券配布所」で即ゲットしましょう。

竜巻ラボ(理工館3・4階)

理工館3階と4階を利用して設置されている「竜巻ラボ」は、科学館で見られる竜巻の高さでは日本一の9mの高さの竜巻が見られます。展示品のスタートボタンを押せばいつでも2~3分で9mの高さの竜巻が現れます。そのままでは竜巻の姿が観察できないので竜巻発生装置の下から水蒸気を出して白く見えるようにしています。1日3~4回トルネードショーと称して実演が行われますので竜巻が起こる仕組みや性質を知ったり風船を使ったファンタジーの世界に浸りたい方はおすすめです。実演時間は約15分です。

トルネードショーに定員はありませんので、「竜巻ラボ」に集まれば自由に観覧できます。竜巻ラボは理工館の3階と4階を利用してに設置されていますので4階からも観覧できます。

水のひろば(理工館2・3階)

ラボという名がついていないのでお気づきの方は少ないのですが、2階と3階を利用して水の循環を音と光で演出した「水のひろば」という大型展示があります。そう、いろいろなポンプで遊んだりアヒルの船を流した場所です。毎時57分ごろ「水のひろば」の照明が暗くなり3階の円形のスクリーンに映像が映され、雨が降り、その水が川を下り、海に流れるまでのストーリーが展開します。

実演時間は約3分で、「水のひろば」に集まれば自由に観覧できます。このときは3階の雨粒が上るように見える「さかのぼるあめ」という展示品は利用できなくなりますので注意してください。

「水のひろば」には、上から下に向かって「くものステージ」「あめのステージ」「かわのステージ」「うみのステージ」という展示ゾーンがあり、一般の展示品も展示されています。

「くものステージ」ゾーンの展示品

  • さかのぼるあめ
  • みずのプリズム
  • くものつぶとあめのつぶ

「あめのステージ」ゾーンの展示品

  • ころがるすいてき
  • あまつぶのかたち

「かわのステージ」ゾーンの展示品

  • ながれとうず
  • みずのシーソー
  • いろいろなすいしゃ
  • うずをつくる

「うみのステージ」ゾーンの展示品

  • アルキメデスのポンプ
  • おうふくポンプ
  • かいてんポンプ
  • かいてんぐるま
  • ながれあそび
  • みずでっぽう
  • ジャンボしゃぼんまく
  • りったいしゃぼんまく
  • ぶくぶくタンク
  • ポコポコタンク