名古屋市科学館の生命館4階の展示室のテーマは「人体のしくみ」となっていました。中央に大きな人体の模型が横たわっていましたが、生命館が開館して29年が経過し、さすがに老朽化による動作不良や交換部品の手配もままならなくなり更新となったようです。2017年3月下旬から新展示品が展示されていますが、全体の更新は数年かけて実施されるようです。展示更新の概要がわかりましたので紹介します。
生命館4階フロアのテーマ
旧展示室のテーマは「人体のしくみ」となっていましたが、新展示室のテーマは「人体のふしぎ」となり、自分自身の「からだ」のふしぎや大切さについて学ぶフロアとなります。
展示のキーワードは3つ
からだの「不思議さ」と「大切さ」
誰もが本物を持っていて、身近にあるにもかかわらず知らないことの多い「人体」について、その不思議さと大切さを考えることができる展示になります。
自分自身
自分自身のからだについて、自分のからだを使って学ぶことができる展示になります。
学び合い
グループや家族で同時に共通の体験ができ、共通の話題として語り合える工夫ががされていきます。
展示品の構想
- 大型の画面で複数の観覧者が同じ画面を見ることができるようにします。
- 操作者が1人でも、操作するところや表示する部分は周囲からも見られるようにします。
- 小学生の学習内容から大人の健康診断の内容までとりあげ、専門家でなくても展示品をみながら解説できるような展示をします。
現在の展示品(7点)
うごかす・ささえる」ゾーンの展示品(1点)
- 筋肉のふしぎ/骨のふしぎ
「はこぶ・めぐる」ゾーンの展示品(1点)
- 呼吸・循環のふしぎ
「つたえる・かんがえる・ちょうせつする」ゾーンの展示品(1点)
- 神経系・内分泌系のふしぎ
「とりこむ・すてる」ゾーンの展示品(3点)
- 消化・吸収・排出のふしぎ
- 食べ物はどこへゆく?
- 消化器ギャラリー
「ゲノムの迷路」ゾーンの展示品(1点)
- ゲノムの迷路
これから数年かけて展示品が増えていきますのでご期待ください。