「名古屋市営地下鉄」の6つの路線と1日乗車人員の最も少ない駅がどこなのか、知っていましたか

名古屋市営地下鉄路線図

あなたは、「名古屋市営地下鉄」の路線が6つあるのを知っていましたか。えー、そんなにたくさんの路線あったかなー、という声も聞こえてきそうですが、東山線、名城線、名港線、鶴舞線、桜通線、上飯田線の6つです。上飯田線は、名城線の平安通駅と名鉄小牧線の上飯田駅を接続するためにできた路線で、中間駅はありません。

各路線には、シンボルカラーが設定されているのですが、知っていますか。通勤、通学で名古屋市営地下鉄を利用している方は、毎日地下鉄車両に乗っているので、ご存知ですよね。そう、地下鉄車両の側面に一筋の色が付けられています。あれは塗装ではなくて色テープなのですが、わかりましたか。

東山線が「黄色」、名城線と名港線が「紫」、鶴舞線が「青」、桜通線が「赤」、上飯田線が「桃色」です。

名古屋市営地下鉄「東山線」

名古屋市営地下鉄「東山線」は、高畑駅から藤が丘駅までの20.6km、22駅の路線です。昭和32年から営業運転を始めた、名古屋で最も歴史のある路線です。昨年、すべての駅のホームドアが完成し、2017年7月からワンマン運転を開始しました。

車両は、最新鋭のN1000形とワンマン運転ができるように改装された5050形を使用しています。

「東山線」の車両は小型なのですが、線路の幅は、新幹線と同じ1,435mmの標準軌です。集電はサードレール(第三軌条)方式で、サードレール供給電圧は直流600Vです。

この路線に名古屋市営地下鉄の1日乗車人員の最も多い駅があるのですが、どこかわかりますか。そう、「名古屋駅」ですが、1日18万人(平成27年度)が利用します。ちなみに、2位は「栄駅」の11万人、3位は名城線の「金山駅」で8万人です。

名古屋市営地下鉄「名城線」、「名港線」

名古屋市営地下鉄「名城線」は、地下鉄では全国初の環状運転をしている、26.4km、28駅の路線です。環状線は「上り」、「下り」がないので、「内回り」、「外回り」などと呼ばれることが多いのですが、名古屋の場合は「右回り」、「左回り」と呼ばれています。環状運転の金山駅から分岐して名古屋港駅までの6km、7駅の区間が、「名港線」として営業されています。

車両は2000形の1車種を使用しています。

「名城線」、「名港線」の車両も小型なのですが、線路の幅は、新幹線と同じ1,435mmの標準軌です。集電はサードレール(第三軌条)方式で、サードレール供給電圧は直流600Vです。

この路線に名古屋市営地下鉄の1日乗車人員の最も少ない駅があるのですが、どこかわかりますか。これは難問かもしれません。正解は「妙音通駅」ですが、1日1,900人(平成27年度)が利用しています。名古屋駅の90分の1ですね。

名古屋市営地下鉄「鶴舞線」

名古屋市営地下鉄「鶴舞線」は、赤池駅から上小田井駅までの20.4km、20駅の路線です。上小田井駅から名鉄犬山線に、赤池駅からは名鉄豊田線に接続し、名鉄との相互乗り入れをしています。

車両は3000形、3050形、最新鋭のN3000形の3車種を使用しています。

「鶴舞線」の車両は標準の大きさで、線路の幅は、1,067mmの狭軌です。集電はパンタグラフ方式で、架線供給電圧は直流1,500Vです。

名古屋市営地下鉄「桜通線」

中村区役所駅から徳重駅までの19.1km、21駅の路線です。平成23年に徳重駅までの延伸工事が完了し、徳重地区は活気があります。地下鉄が来ると街は発展しますね。

車両はワンマン運転ができる6000形、6050形の2車種を使用しています。開業当初から各駅にホームドアが設置され、ホームからの転落を防ぐ、安全対策がとられています。

「桜通線」の車両は標準の大きさで、線路の幅は、1,067mmの狭軌です。集電はパンタグラフ方式で、架線供給電圧は直流1,500Vです。

名古屋市営地下鉄「上飯田線」

平安通駅と上飯田駅の0.8km、2駅を結ぶ名古屋市営地下鉄で最も短い路線です。上飯田駅から名鉄小牧線に接続し、名鉄との相互乗り入れをしています。

車両は7000形の1車種を使用しています。

「上飯田線」の車両は標準の大きさで、線路の幅は、1,067mmの狭軌です。集電はパンタグラフ方式で、架線供給電圧は直流1,500Vです。