Windows7のサポート終了!Windows7以降のパソコンなら少し手を加えるだけで、Windows10が快適に動作(3)

「Windows7のサポート終了!Windows7以降のパソコンなら少し手を加えるだけで、Windows10が快適に動作(2)」では、Windows10が快適に動作するスペック(性能)についてお伝えしました。お手持ちのパソコンがこのスペック(性能)に達していない場合は、アップグレードのためのパーツを調達する必要があります。

アップグレードのためのパーツ調達

CPU

Windows10を快適に動作させるには、デュアルコアー以上のCPUでクロック周波数が2GHz以上のパソコンが必要です。このスペックを満たしていない場合はCPUの交換が必要ですが、CPUの交換は敷居が高いので、ここではそのまま使用することとします。

CPUの交換に挑戦される場合、Windows7がインストールされているパソコンで動作するCPUは、すでに新品は販売されていませんので、中古を購入することになります。購入先は中古販売業者かヤフオクなどのオークションになります。

 【高性能CPUに交換】
Core2DuoというCPUは、Core2QuadというCPUに交換可能です。ただし、パソコンのマザーボードがCore2Quadに対応している必要があります。
Celeron、PentiumというCPUは、core i3、Core i5、Core i7というCPUに交換可能です。ただし、パソコンのマザーボードがcore i3、Core i5、Core i7に対応している必要があります。
メーカー製のパソコンはCPUの交換を想定していませんので、CPU交換による不具合はユーザーの責任となります。

メモリ

Windows10を快適に動作させるためのメモリ容量は、32bit版では4GB以上、64bit版では8GB以上が必要です。このスペックを満たしていないパソコンは、メモリの増設が必要です。Windows7がインストールされているパソコンではDDR2またはDDR3という規格のメモリーが使用されていますので、同じ規格のメモリーを増設します。メモリの種類は、デスクトップパソコンではDIMMと呼ばれる大きさのメモリ、ノートパソコンでは小ぶりのSO-DIMMと呼ばれる大きさのメモリーになります。

Windows7がインストールされているパソコンで動作するメモリでDDR2という種類のメモリは、すでに新品は販売されていませんので、中古を購入することになります。購入先は中古販売業者かヤフオクなどのオークションになります。

Windows7がインストールされているパソコンで動作するメモリでDDR3という規格のメモリーは新品も販売されていますが、高価な場合もありますので、中古を購入しても大丈夫です。購入先は中古販売業者かヤフオクなどのオークションになります。

【デュアルチャンネル】
メモリを装着するスロットが2本ある場合は、2本のメモリスロットに同じ容量のメモリを装着すると、2本のメモリスロットを交互に読み書きして、読み書き速度が高速になる「デュアルチャンネル動作」が可能です。

SSD(外部記憶装置)

Windows10を快適に動作させるには、SSDの容量が、32bit版では120GB以上、64bit版では240GB以上あると安心です。Windows7がインストールされているパソコンにはHDDが装着されているので、SSDに換装(HDDを取り外して、SSDを取り付けること。)します。

現在販売されているSSDはWindows7がインストールされているパソコンでも動作します。現在販売されているSSDから、32bit版では120GB以上、64bit版では240GB以上のSSDを購入します。SSDは記憶する半導体の読み書き回数に限度がありますので、中古は選択せず、新品を選びましょう。

 【SSDの性能】
SSDはHDDに比べて読み書き速度が数倍速く、半導体で構成されていてHDDのように機械的な部分が無いため振動に強いのが特徴です。しかしながら、SSDは記憶する半導体の読み書き回数に限度があります。HDDは機械的な部分が故障しない限りは、磁気記録なので磁気が弱まるまでは使用できます。

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