名古屋市科学館の来館日記(2018.08.30)

2018年8月30日(木)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館5階「物質・エネルギーのせかい」と生命館5階「生命のひみつ」の様子をリポートします。

天気と来館時間

天気は「晴れ」で、来館時間は9時30分から~12時です。

館内の様子

本日のプラネタリウムは、夏休みとあって、1、3、5、6回目が一般投影ですが、2、4回目がファミリーアワーとなっています。プラネタリウムは大変人気があり、夏休み期間中は、親子で楽しめるファミリーアワーが毎日開催されます。

夏休みもあと少しとなって、午前中にもかかわらず、理工館5階と生命館5階は、制服姿の中学生や親子連れの方などでにぎわっていました。

夏休みなので、理工館5階で人気の「極寒ラボ」の整理券配布はすぐに終了してしまいますので、「極寒ラボ」を体験をしたい方は、入館したらすぐに整理券をゲットしましょう。また、理工館4階の「放電ラボ」ですが、夏休み中の平日は整理券が必要ですので、理工館4階のエスカレータ横にある「放電ラボ」の整理券配布所で、整理館をゲットしましょう。

天文館4階のサイエンスステージで行われているサイエンスショーですが、8月から、夏場限定の「夏祭り屋台サイエンス」という演目が開催されています。今週は8月31日(金)、9月1日(土)、2日(日)の3回目、14時からの開催です。

生命館に2台あるエレベータのうち、小型のエレベータは6月20日から新型のエレベータに更新されています。引き続いて、生命館の大型エレベータも10月2日(月)から12月上旬の期間で新型のエレベータに更新となっていましたが、12月16日(土)から使用できるようになりました。先に更新された小型のエレベーターと同様に大変静かで、スムーズに運転されています。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。昨年の10月21日(土)から冬場対応となっていましたが、6月12日(火)から夏場対応となり、開門時間前に並ぶ場所が北門となっていますので注意してください。

来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。

きょうは平日の午前中ですが、夏休み期間とあって、開館前の9時頃には、20人くらいの方が、北門で開館を待っていました。

展示品変更情報

理工館6階の「話題の科学」のゾーンの展示が更新されています。今年は、「15年ぶりに火星が地球に大接近」ということで、「金井宇宙飛行士ISS長期滞在」の展示が、「火星大接近」という展示に更新されました。

2005年に小惑星探査機の「はやぶさ」が「小惑星イトカワ」に着陸して、小惑星のサンプル採取に成功しましたが、その後継機の小惑星探査機「はやぶさ2」が2018年6月に「小惑星リュウグウ」に到達したというニュースも掲示されています。

名古屋市科学館の生命館5階「生命のひみつ」の「バイオギャラリー」ですが、しばらく展示品がありませんでしたが、「愛知県の森林で、120年ぶりの、ササの一斉開花」についての展示がされています。

名古屋市科学館の生命館2階「地球のすがた」の「発見処」ゾーンに「カオリン」という展示品が増えています。「カオリン」は、カオリナイトという鉱物を含む粘土で、瀬戸物の原料になります。

名古屋市科学館の天文館5階には、「デジスター」という、デジタル式プラネタリウムの展示品がお目見えしています

名古屋市科学館の生命館4階「人体のしくみ」は、数年かけて「人体のふしぎ」というテーマで展示更新をしています。

平成29年度の展示更新が完了し、新しい展示品「内臓パズル」や「骨パズル」、「筋肉を動かしてみよう」などがお目見えしています。

屋外展示品のB6型蒸気機関車ですが、修復調査のため大阪の工場に搬入されています。名古屋市科学館の話では、しばらく戻ってこないそうです。

特別展は、7月14日(土)から、「名探偵コナン・科学捜査展」が始まっています。大変人気のある特別展で、開幕早々は1~2時間待ちの状況でしたが、少し落ち着いて、平日であれば、待ち時間なしで入場できるようになりました。
今回の特別展は、開催後1か月足らずで5万人の入場者数を記録し、現在の入場者数は累計で12万人となっていて、9月24日(月・祝)の特別展終了時には相当の入場者数を記録しそうです。
特別展関連のグッズ売場は、理工館地下2階のイベントホールにありますが、特別展会場の外になっていますので、特別展に入場しない方でもグッズの購入ができます。

イベント情報

第16回・高校生科学技術チャレンジ(JSEC)

16回目となります、JSEC(ジェイセック)が開催されます。JSEC(ジェイセック)は、科学・技術・数学分野で全国の高校生と競うコンテストです。JSEC(ジェイセック)の主催は、朝日新聞社とテレビ朝日で、内閣府や文部科学省、農林水産省などの国の機関、国立科学博物館や発明協会、各種学会、県の教育委員会などが後援しています。

JSEC(ジェイセック)の上位入賞者は、アメリカの国際大会ISEF2019(国際学生科学技術フェア)に出場できます。また、入賞者や最終審査出場者は、難関大学のAO/推薦・特別選抜入試の対象になります。高校生で、科学分野の研究に興味があり、研究成果の発表を考えている方は、是非参加してみてはいかがでしょうか。

JSEC(ジェイセック)は、10月中旬から下旬に予備審査、11月上旬に一次審査、12月8日(土)・9(日)に最終審査が行われ、各賞が決定します。表彰式は12月9日(日)の最終審査後におこなわれます。

高校生科学技術チャレンジ(JSEC)の応募期間は、2018年9月1日(土)から10月5日(金)です。応募資格は、日本国内の高校生・高等専門学校生(3年生まで)、個人または3名までのチームとなっていて、科学ジャンルの研究成果を発表するものです。詳しくはJSEC事務局(03-3547-5569)までお問い合わせください。