名古屋市科学館の「三番目の見どころ」はサイエンスステージと特別展・企画展

名古屋市科学館

名古屋市科学館はギネスにも登録された直径35mのドーム内に設置されたプラネタリウムと放電ラボや極寒ラボなどの大型展示が人気です。
三番目の「見どころ」となる展示は何かということなのですが、「サイエンスステージ」と「特別展・企画展」になります。

名古屋市科学館の「サイエンスステージ」は天文館4階、「特別展・企画展」は理工館地下2階で開催

名古屋市科学館のサイエンスステージは、天文館の4階で開催されているので目立ちにくいのですが、テレビで放送される科学の実験ショー番組と同等の実験ショーが楽しめるおすすめスポットです。科学の不思議をわかりやすくショー仕立てで解説しています。平日3回、土・日・祝日5回の開催で毎回テーマが変わる20~40分間の貴重な体験です。
いつも開催している常設展ではないのですが、開催していたらぜひ見たいのが特別展と企画展です。理工館の地下2階のイベントホールで開催されます。

名古屋市科学館の「サイエンスステージ」

サイエンスステージで実演されるサイエンスショーは天文館の4階で行われてるので、プラネタリウムの入場券が必要なのではと勘違いされる方も見えるようですが、常設展示の入場券で体験できる科学の実験ショーです。旧館の時代もサイエンスショーのブースで説明員さんたちが科学の原理をわかりやすく説明していましたが、新館になってブースからステージへと格上げされたものです。天文館の4階で開催されているので目立ちにくいのですが、テレビで放送される科学の実験ショー番組と同等の低温、空気、電気、化学反応などの実験ショーが体験できます。担当学芸員さんから厳しくも優しく指導された説明員さんたちの晴れの舞台です。科学の不思議をわかりやすくショー仕立てで解説していきます。説明員さんたちも日夜切磋琢磨し素晴らしいステージに仕上がっていますので必見です。時々、担当学芸員さんも出演することがあるとか。

サイエンスショーのテーマは「ハカセ対決(燃焼編)」「オバ化な実験室」「うかしてとばして大実験」「まわるまわるまわる」「プラスとマイナス静電気」「ふれふれフレール」「みんなのくうき」「慣性で大歓声」の8つと時期限定の「夏祭り屋台サイエンス」(夏休み期間中)「ハカセとサンタのメリークリスマス」(クリスマスの時期)の2つががあり、平日3回、土日祝5回で毎回テーマが変わる20分~40分間の貴重な体験です。特に静電気の実験となる「プラスとマイナス静電気」は、乾燥している冬場の時期限定となりますの、このテーマを体験したい方は冬場にお越しください。サイエンスショーの内容は見てのお楽しみですが、名古屋市科学館の公式サイトで一部のサイエンスショーを動画で紹介していますので気になる方はそちらを見てください。

本日のテーマはサイエンスステージ入り口の立て看板に掲示されるので、興味のあるテーマのステージをお楽しみください。なお、サイエンスショー開演中も入退出は自由にできますのでお気軽にお越しください。

名古屋市科学館の「特別展・企画展」

特別展(特別展のチケットが必要で常設展も観覧可能)

特別展はテレビ局や新聞社などと共催でエンタテイメント性を含んだ科学知識の普及啓発を目的とした展覧会です。旧館では夏休み頃に開催されていたのですが、新館になり夏休みに加えて冬休み、春休みの年3回程度開催されているようです。特別展のチケットが必要です。

企画展(常設展のチケットで観覧可能)

企画展は名古屋市科学館独自で、あるテーマについて深く掘り下げた展覧会です。旧館ではだいたい春休みに開催されていたのですが、新館になり夏休み明けの秋に実施されているようです。常設展のチケットで観覧できます。

巡回展・持込展(展覧会の内容により観覧料が必要)

ほかに、同じ内容の展覧会を複数の場所で巡回して開催する「巡回展」、外部の団体に展覧会を実施する場所を提供する「持込展」(公共の科学館であるので科学知識の普及啓発に寄与するもののみ許可される、営利目的だけの展覧会は却下)なども開催される場合もあります。こちらも実施されていればおすすめです。

特別展の実施が年3回になり、いつ来ても何かしらの展覧会が実施されていて来館者にはうれしいのですが、学芸員さんの苦労がしのばれます。