名古屋市科学館の来館日記(2021.04.09)

2021年4月9日(金)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館4階「科学原理とのふれあい」、理工館3階「技術のひろがり」、生命館4階「人体のふしぎ」、生命館3階「生活のわざ」の様子をリポートします。

天気と来館時間

天気は、「晴れ」で、来館時間は9時30分から12時です。

館内の様子

プラネタリウムですが、機器更新工事のため、令和3年1月5日(火曜日)から3ケ月程度休演となっていましたが、令和3年4月1日(木)11時20分の回から再演となりました。また、プラネタリウムのドームの愛称は「ブラザーアース」と呼ばれていましたが、2021年4月からは「NTPぷらねっと」という名前になりました。

常設展示室ですが、コロナ禍の中、平日の午前中ですので、一般のお客様は少なかったです。

新型コロナウイルス感染防止の観点から、人気の「極寒ラボ」は中止、その他の実演・実験については縮小して実施されています。「放電ラボ」は人数を制限して「土・日・祝」も先着順、「サイエンスステージ」は人数を制限して先着順となっていますのでご注意ください。

生命館のすべてのフロアのトイレが改修中でしたが、3月9日から使用可能となりました。和式トイレも洋式に変更され気持ちの良いトイレとなっています。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。現在は冬場対応となっていますので、開門時間前に並ぶ場所は南門となっていますので注意してください。

来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。

平日の午前中ですので、開館前の9時頃に南門で開館を待つ方はいませんでした。

名古屋市科学館のレストランは、2020年9月13日から閉店していましたが、2021年1月29日に「ミュージアムカフェ」という新しいお店が開店しました。名物は「宇宙ラーメン」とか。

展示品変更情報

理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、「名古屋港にヒアリ侵入!」と「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」になっています。

生命館5階の「バイオギャラリー」は「名古屋のーざんねんじゃないーいきもの」に変わっています。名古屋の絶滅危惧種などの紹介や「生物多様性」について解説されています。先月から「コウモリ」が紹介されています。

生命館4階の「人体のふしぎ」フロアーは数年かけて展示更新が行われていましたが、2021年3月にすべての展示品が完成しました。新しく生まれ変わった生命館4階「人体のふしぎ」フロアーを堪能してください。

生命館2階の「発見処」、に石油を内包した珍しい石「石油含有シリカコンクリーション」が展示されています。

生命館地下2階の「サイエンスホール」に、2021年3月に「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」がオープンしています。

理工館地下2階のイベントホールでは、3月20日(土・祝)から特別展「ノーベル賞受賞100年記念・アインシュタイン展」が開催されています。是非ご覧ください。

プラネタリウムリニューアル

名古屋市科学館のプラネタリウムは、2011年に建て替わってから10年になります。そこで、10年間使ったプロジェクターやスピーカー、コンピューターなどを更新し、座席やカーペットも張り替えられました。中央の光学式プラネタリウムは、40年使用する設計となっているので外観は変わりませんが、10年目のメンテナンスが行われました。

今回のリニューアルで、パノラマプロジェクターの位置が中央から外周に移動して、前の方の席からの視界が改善されました。また、10年前にはなかった小型高性能のLED照明の導入や座席の角度の最適化により、より見やすいプラネタリウムとなりました。さらに2018年に発表された過去最大の恒星カタログデータを用いた天の川投影機も追加されています。

デジタル式プラネタリウムやパノラマシステムなどに使われているプロジェクターは10年で大きく進化し、コンピューターシステムの更新とあわせて、明るく高精細な映像をドームに投影できるようになりました。名古屋市科学館のリニューアルされたプラネタリウムを是非ご覧ください。