名古屋市科学館の生命館4階「人体のふしぎ」、2020年に公開された新たな展示品2つはこれだ!

名古屋市科学館の生命館4階は、2017年から数年かけて展示更新が始まっていますが、新しい展示品が気になりますね。

展示フロアーのテーマも、「人体のしくみ」から「人体のふしぎ」に名称変更し、自分自身の「からだ」のふしぎや大切さについて学ぶフロアーになっています。

2017年の展示更新で、「うごかす・ささえる」、「はこぶ・めぐる」、「とりこむ・すてる」、「つたえる・かんがえる・ちょうせつする」の4つのゾーンが生まれました。

「うごかす・ささえる」ゾーンには、「筋肉のふしぎ/骨のふしぎ」という、筋肉と骨について、基本的なことがらを紹介した展示品があります。

「はこぶ・めぐる」ゾーンには、「呼吸・循環のふしぎ」という、呼吸・循環について、基本的なことがらを紹介した展示品が入っています。

「とりこむ・すてる」ゾーンには、「消化・吸収・排出のふしぎ」という、消化・吸収・排出について、基本的なことがらを紹介した展示品があります。

「食べ物はどこへゆく?」という展示品は、食べ物の絵のついたピースを皿に載せると、食べ物が消化され、養分が吸収されて不要なものが排出されるようすをアニメーションで表す体験的な展示で、大変人気があります。

「消化器ギャラリー」という展示品は、少し大人向けで、消化・吸収・排出にかかわる器官や組織の画像を見て、そのつくりの精巧さやふしぎさを学ぶことのできるコーナーになっています。

2018年には、「うごかす・ささえる」ゾーンに「顔の筋肉と骨をみてみよう」・「筋肉を動かしてみよう」・「骨パズル」、「はこぶ・めぐる」ゾーンに「自分の血管を見てみよう」・「自分の心臓の動きを感じてみよう」、「とりこむ・すてる」ゾーンには「内臓パズル」という展示品が入り、あわせて6つの展示品が公開されています。

2019年には、「そだつ・うけつぐ・かわる」ゾーンに「受精から出産まで」、「つたえる・かんがえる・ちょうせつする」ゾーンには「ミクロの文字を書いてみよう」・「自分の触覚を試してみよう」・「自分の反応速度を調べてみよう」という展示品が入り、あわせて4つの展示品が公開されています。

さて、2020年には、どんな展示品が入ったのでしょうか。2020年に入った展示品は、「人体ランニング」、「ポーズをとってみよう」の2つです。

「人体スタジアム」ゾーンの新展示品

生命館4階の「人体スタジアム」ゾーンには、自分の体を動かすと人体の様々な組織や器官が走り出す映像を見ることができる「人体ランニング」、自分でポーズをとって関係するからだの部分について理解を深められる「ポーズをとってみよう」という展示品が入りました。

「人体ランニング」という展示品

「人体ランニング」という展示品では、足元のマークの上に立ってエントリーすると、「骨」・「筋肉」・「神経」・「血管」のうち、選んだものが表示されます。体(腕)を動かすと画面に映る組織や器官が走り出し、最後にペースが合っていたか、評価も表示されます。

 「ポーズをとってみよう」という展示品

「ポーズをとってみよう」という展示品は、足元のマークの上に立って、「初級」・「中級」・「上級」を選ぶと見本のポーズが表示されます。
体のどこがはたらいているかを見て、見本と同じポーズをとります。最後に見本に合っていたか、評価も表示されます。

生命館4階「人体のふしぎ」は、自分自身のからだを使ったり、ヒトのからだについて考えたりすることができるフロアです。今後も、家族や友達と楽しむ「学びあい」のできる展示が予定されているということで、来年の展示更新も楽しみです。