名古屋市科学館の生命館4階「人体のふしぎ」、2019年に公開された新たな展示品4つはこれだ!

名古屋市科学館の生命館4階は、2017年から数年かけて展示更新が始まっていますが、新しい展示品が気になりますね。

展示フロアーのテーマも、「人体のしくみ」から「人体のふしぎ」に名称変更し、自分自身の「からだ」のふしぎや大切さについて学ぶフロアーになっています。

2017年の展示更新で、「うごかす・ささえる」、「はこぶ・めぐる」、「とりこむ・すてる」、「つたえる・かんがえる・ちょうせつする」の4つのゾーンが生まれました。

「うごかす・ささえる」ゾーンには、「筋肉のふしぎ/骨のふしぎ」という、筋肉と骨について、基本的なことがらを紹介した展示品があります。

「はこぶ・めぐる」ゾーンには、「呼吸・循環のふしぎ」という、呼吸・循環について、基本的なことがらを紹介した展示品が入っています。

「とりこむ・すてる」ゾーンには、「消化・吸収・排出のふしぎ」という、消化・吸収・排出について、基本的なことがらを紹介した展示品があります。

「食べ物はどこへゆく?」という展示品は、食べ物の絵のついたピースを皿に載せると、食べ物が消化され、養分が吸収されて不要なものが排出されるようすをアニメーションで表す体験的な展示で、大変人気があります。

「消化器ギャラリー」という展示品は、少し大人向けで、消化・吸収・排出にかかわる器官や組織の画像を見て、そのつくりの精巧さやふしぎさを学ぶことのできるコーナーになっています。

そして、2018年には、「うごかす・ささえる」ゾーンに「顔の筋肉と骨をみてみよう」・「筋肉を動かしてみよう」・「骨パズル」、「はこぶ・めぐる」ゾーンに「自分の血管を見てみよう」・「自分の心臓の動きを感じてみよう」、「とりこむ・すてる」ゾーンには「内臓パズル」という合わせて6つの展示品が公開されています。

さて、2019年には、どんな展示品が入ったのでしょうか。2019年に入った展示品は、「受精から出産まで」、「ミクロの文字を書いてみよう」、「自分の触覚を試してみよう」、「自分の反応速度を調べてみよう」の4つです。

「そだつ・うけつぐ・かわる」ゾーンの新展示品

生命館4階の「そだつ・うけつぐ・かわる」ゾーンには、生命のふしぎや大切さについて考えるきっかけとなる「受精から出産まで」という展示品が入りました。

「受精から出産まで」という展示品

「受精から出産まで」という展示品では、卵と精子が出会って受精し、たったひとつの受精卵がひとりの赤ちゃんとして生まれてくる過程を動画(ビデオ)で紹介しています。

「つたえる・かんがえる・ちょうせつする」ゾーンの新展示品

生命館4階の「つたえる・かんがえる・ちょうせつする」ゾーンには、脳や神経系について体験的に学ぶことができる「ミクロの文字を書いてみよう」、「自分の触覚を試してみよう」、「自分の反応速度を調べてみよう」という、3つの展示品が入りました。

「ミクロの文字を書いてみよう」という展示品

「ミクロの文字を書いてみよう」という展示品は、顕微鏡をのぞきながら、できるだけ小さい文字を書くという体験ができます。精神を集中して小さな字が書けたでしょうか。

「自分の触覚を試してみよう」という展示品

「自分の触覚を試してみよう」という展示品は、台の上に置いた手に「氷・炎・虫」を投影したら、どんな感覚になるのかが体験できます。触覚が視覚に影響されて、変な感じがするかもしれません。

「自分の反応速度を調べてみよう」という展示品

「自分の反応速度を調べてみよう」という展示品は、「光」と「音」に対する反応時間を実際に計測して比べることができます。理論上は、視覚よりも聴覚による反応の方が早いと言われていますが、計測結果はどうだったでしょうか。

生命館4階「人体のふしぎ」は、自分自身のからだを使ったり、ヒトのからだについて考えたりすることができるフロアです。今後も、家族や友達と楽しむ「学びあい」のできる展示が予定されているということで、来年の展示更新も楽しみです。