2018年1月25日(木)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館5階「物質・エネルギーのせかい」と生命館5階「生命のひみつ」の様子をリポートします。
天気と来館時間
天気は晴れですが、昨夜の雪で道路の一部が凍結していました。名古屋市科学館の北側通路も雪と凍結がありましたが、開館前に職員の方が総出で除雪をしていただいたおかげで、安全に通行できるようになっていました。来館時間は、9時30分から~12時です。
館内の様子
本日のプラネタリウムは、1回目と3回目が小学校4年生の学習投影となっていて、5回目は休演、2,4,6回目が一般となっています。平日の午前ですので、理工館5階と生命館5階には、一般の方は少なく、学習投影で訪れた小学生と団体の中学生でにぎわっていました。平日の午前中は、科学館の展示品をじっくり見て回るには最良の時間帯です。
理工館5階の「元素・分子」ゾーンの「炎色反応の展示品」は不調で、ガスに着火しない時があります。
理工館4階・5階の「放電ラボ」ですが、赤色の「テスラコイル」が不調で、青色の「テスラコイル」だけで実演が行われています。「放電ラボ」は、一つのコイルだけでも十分な迫力があります。
生命館3階の「食のめぐみ」ゾーンの「サイクルでサイクル」の展示品ですが、2台のうち1台が故障中です。
天文館4階のサイエンスステージで行われているサイエンスショーですが、12月から、冬場限定の「プラスとマイナス静電気」が始まっています。今週は1月26日(金)の3回目、14時からの開催です。また、新演目の「サイエンスショッピング」は、1月27(土)、28日(日)の4回目、15時からの開催となっています。
不定期開催ですが、展示室ボランティアが運営する「ウッディ&プレイランド」(理工館2階)は1月27日(土)の10時と14時、「ワゴン実演」(理工館4階)は1月28日(日)の11時30分と12時30分に予定されています。
平日ですので、理工館5階で人気の「極寒ラボ」の整理券配布は、すぐには終了しませんが、「極寒ラボ」を体験をしたい方は、早めに整理券をゲットしましょう。また、理工館4階の「放電ラボ」ですが、平日なので整理券なしで観覧できます。
生命館に2台あるエレベータのうち、小型のエレベータは6月20日から新型のエレベータに更新されています。引き続いて、生命館の大型エレベータも10月2日(月)から12月上旬の期間で新型のエレベータに更新となっていましたが、12月16日(土)から使用できるようになりました。先に更新された小型のエレベーターと同様に大変静かで、スムーズに運転されています。
館外の様子
名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場(2017年は5月30日から)は北門です。今年は、10月21日(土)から冬場対応となり、開門時間前に並ぶ場所が南門となっていますので注意してください。
来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。
きょうは平日の午前中なので、開館前の9時頃、南門で開館を待っ方はみえませんでした。
展示品変更情報
名古屋市科学館の生命館4階「人体のしくみ」は、数年かけて展示更新をしています。
屋外展示品のB6型蒸気機関車ですが、修復調査のため大阪の工場に搬入されています。名古屋市科学館の話では、しばらく戻ってこないそうです。
現在、特別展「恐竜の卵(恐竜誕生に秘められた謎)」が好評開催中です。名古屋市科学館のエントランスホールでも、特別展「恐竜の卵」の紹介ビデオが流れていますので、恐竜に興味のある方は是非どうぞ。特別展「恐竜の卵」の開催期間は、2017年11月11日(土)から2018年2月25日(日)までです。
イベント情報
第38回・古川為三郎サイエンス講演会
「古川為三郎サイエンス講演会」は、名古屋市科学館で長期的に開催されている講演会で、今回で38回目となります。
宇宙は138億年前にビッグバンから始まったと考えられていますが、宇宙の始まりには陽子、電子、光子が「プラズマ」状態で混ざり合って、密度の分布にムラがありました。空気の濃淡のムラがつたわるのが音であるように、プラズマの中でも「音」が伝わります。
ビッグバンの後、宇宙には音が鳴り響いていて、その音を聴くことで、宇宙が138億歳であること、宇宙にある暗黒成分の量など、宇宙のさまざまな秘密が明らかになってきたというお話です。宇宙の不思議に興味のある方は是非どうぞ。
第38回・古川為三郎サイエンス講演会の開催日時は、2018年2月17日(土)14時30分から16時です。開催場所は、名古屋市科学館・生命館地下2階のサイエンスホールです。
講演会に参加を希望する方は、名古屋市科学館あて、往復はがきで申し込んでください。定員は300名ですが、応募多数の場合は抽選となります。応募の締め切りは、2月2日(金)必着となっています。なお、高校生以上の方は、名古屋市科学館の観覧料(高校生・大学生200円、大人400円)が必要です。