名古屋市科学館の来館日記(2019.08.07)

2019年8月7日(水)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館6階「最先端科学とのであい」、天文館5階「宇宙のすがた」の様子をリポートします。

天気と来館時間

天気は、「晴れ」で、来館時間は9時30分から12時です。

館内の様子

本日のプラネタリウムは、1,3,5回目が一般投影、夏休み期間中ということで2,4回目がファミリーアワー、6回目は休演となっていました。8月のプラネタリウムのテーマは「月着陸から半世紀」です。

平日の午前中ですが夏休み期間中とあって、館内は家族連れのお客様でにぎわっていました。

平日ですが夏休み期間中とあって、理工館5階で人気の「極寒ラボ」の整理券配布は配布から5分で終了しました。「極寒ラボ」を体験をしたい方は、入館したらすぐに理工館5階で整理券をゲットしましょう。また、理工館4階の「放電ラボ」も平日ですが、夏休み期間中なので、整理券が必要です。理工館4階のエスカレーター横で整理券をゲットしましょう。

 生命館6階からは、理工館6階のプラネタリウムに行けない動線になっているので、生命館のエレベータ内に注意喚起する表示が追加されていて、大変わかりやすくなっています。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。昨年の11月6日(火)から冬場対応となっていましたが、6月4日(火)から夏場対応となり、開門時間前に並ぶ場所が北門となっていますので注意してください。

来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。

平日の午前中ですが夏休み期間中とあって、開館前の9時頃、北門で30人ほどの方が開館を待っていました。

展示品変更情報

理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、「原子周期表150周年」と「ブラックホールの撮影に成功!」でしたが、「ブラックホールの撮影に成功!」は「アポロ11号」に更新されています。
今年は、アメリカの「アポロ11号」が月に着陸してから50年になりますので、生命館地下2階のサイエンスホールでも「アポロ11号の月着陸」の映画が上映されています。プラネタリウムの終了時間に合わせて上映されていますので、興味のある方は是非どうぞ。

「地下に挑む」ゾーンでは、「ボーリングコアステーション」という展示品の中央に、新しいボーリングコアが展示され、華やかになりました。

名古屋市科学館の生命館5階「生命のひみつ」の「バイオギャラリー」ですが、「愛知県の森林で、120年ぶりの、ササの一斉開花」についての展示が更新され、「ホタルの光の最新研究」の展示になっています。

名古屋市科学館の生命館2階「地球のすがた」の「発見処」ゾーンに「カオリン」という展示品が増えています。「カオリン」は、カオリナイトという鉱物を含む粘土で、瀬戸物の原料になります。

名古屋市科学館の天文館5階には、「デジスター」という、デジタル式プラネタリウムの展示品がお目見えしています。
小惑星探査機「はやぶさ2」が「リュウグウ」に接近し、小型探査ロボット「ミネルバⅠ・Ⅱ」と「MASCOT」の投下に成功しましたが、その内容についても、小惑星「イトカワ」の展示品のそばに紹介されています。さらに、天文館5階の入り口近くには、小惑星探査機「はやぶさ2」のこれまでの成果や小惑星「リュウグウ」の詳細についても紹介されています。

また、小牧市の民家に落下して、「小牧隕石」と命名された「こぶし大の隕石」と「隕石が落下した民家の模型」「隕石落下によって破損した屋根の一部(寄贈品)」も展示されているので隕石に興味のある方は是非ご覧ください。

名古屋市科学館の生命館4階「人体のしくみ」は、数年かけて「人体のふしぎ」というテーマで展示更新をしています。
平成29年度の展示更新で、新しい展示品の「内臓パズル」や「骨パズル」、「筋肉を動かしてみよう」などがお目見えしましたが、いよいよ平成30年度の展示更新が終了し、新しい展示品が3月26日から公開されました。
新しい展示品は、脳や神経系について体験的に学べる「ミクロの文字を書いてみよう」「自分の触覚を試してみよう」「自分の反応速度を調べてみよう」、生命のふしぎや大切さについて考える「受精から出産まで」の4点です。自分自身のからだを使ったり、ヒトのからだについてかんがえることができる展示となっていますのでぜひご覧ください。

屋外展示品のB6型蒸気機関車ですが、修復調査のため大阪の工場に搬入されています。名古屋市の河村市長は、あおなみ線での走行を期待しているようですが、B6蒸気機関車の動輪をモーターで駆動する動態展示も検討されているようです。

理工館地下2階のイベントホールでは、7月6日(土)から特別展「守ろう!地球のたからもの・絶滅動物研究所」が好評開催中です。特別展開始から1か月足らずで、5万人の入場者がありました。名古屋市科学館は8月のお盆期間が最も混雑するので、特別展「絶滅動物研究所」を観覧希望の方は早めのお出かけをお勧めします。この特別展は夏休み期間中のイベントとして、9月8日(日)までの開催となっています。

イベント情報

第40回古川為三郎サイエンス講演会「アホウドリ移住計画はどこまで進んだ?」

名古屋市科学館で長く続いている「古川為三郎サイエンス講演会」も40回目を迎えます。今回は名古屋市科学館生命館開館30周年の記念企画として「アホウドリ移住計画はどこまで進んだ?」が開催されます。失われた小笠原諸島の繁殖地復活に向けた、最先端の取り組みが紹介されます。

名古屋市科学館の地下2階のイベントホールでは特別展「絶滅動物研究所」が開催されていますが、「アホウドリ」についても取り上げられています。「アホウドリ」の保護に興味のある方は是非参加してみてください。

第40回古川為三郎サイエンス講演会「アホウドリ移住計画はどこまで進んだ?」の講師は、兵庫県立大学大学院准教授の出口智広さんです。開催日時は2019年8月25日(日)14時から15時30分で、開催場所は名古屋市科学館の生命館地下2階サイエンスホールです。

第40回古川為三郎サイエンス講演会「アホウドリ移住計画はどこまで進んだ?」の入場は無料(高校生以上は名古屋市科学館の観覧料が必要)ですが、定員が320名なので申し込みが必要です。申し込みは「往復はがき」か「インターネット(名古屋市電子サービス)」で、申し込み締め切りは8月11日(日)必着となっています。