名古屋市科学館「天文館」の展示テーマは、「宇宙のすがた」

天文館

名古屋市科学館の展示品はギネスにも登録された直径35mのドーム内に設置されたプラネタリウムと放電ラボや極寒ラボなどの大型展示が目を引きますが、一般展示も200点以上もあり大変充実しています。展示は分野ごとに建物が変わり、テーマごとにフロアーが変わります。また展示品は下階から上階に向かって難しいテーマになっていて、大まかに分類すると2階・3階が幼児から小学生向き、4階からが中学生以上の方向きというような区分です。「みて、ふれて、たしかめて」の体験型の展示にこだわっています。

名古屋市科学館の東側、球体部分が天文館です。上半球の6階が「プラネタリウム」、下半球の5階が「宇宙のすがた」というテーマの展示室、その下の4階がサイエンスショーが行われる「サイエンスステージ」です。

天文館5階の展示テーマは「宇宙のすがた」(展示品36点)

天文館5階の「宇宙のすがた」という展示室は、広大な宇宙スケールを実感しながら宇宙の姿と不思議を紹介しています。 展示室には、「天文学のあゆみ」「宇宙のひろがり」「プラネタリウムの歴史」を扱った3つの展示ゾーンがあります。 少し暗めの落ち着いた展示室で、プラネタリウム観覧前の予備知識の習得や、観覧後の確認などにもご利用ください。

「天文学のあゆみ」ゾーンの展示品(15点)

  • 古代人の宇宙
  • 天動説から地動説へ
  • 江戸時代の天文学
  • 光学望遠鏡のしくみ
  • 望遠鏡をのぞいてみよう
  • 65cm反射望遠鏡
  • 望遠鏡の大きさ比べ
  • さまざまな波長
  • 分光観測とスペクトル
  • 電波天文学
  • 赤外線天文学
  • X線天文学
  • 市街光と星空
  • 星のまたたき
  • 宇宙線を見る

「宇宙のひろがり」ゾーンの展示品(14点)

  • パワーズオブテン
  • 太陽系
  • 月の満ち欠け
  • 月への挑戦
  • 惑星の動きと引力
  • 惑星探査
  • 宇宙を探る
  • 宇宙を測る
  • ニュートリノ
  • 星座を形づくる星々
  • 星の世界
  • 銀河の世界
  • 銀河系と天の川
  • 宇宙の果て

「プラネタリウムの歴史」ゾーンの展示品(7点)

すべての展示品の解説が、名古屋市科学館の公式サイト(http://ncsm.city.nagoya.jp/)の「科学館を利用する」/「展示ガイド」/「展示フロアマップ」に掲載されています。

「一押し」・「人気」・「キラリ」の展示品

「一押し」の展示品は「ツアイスⅣ型プラネタリウム」

旧プラネタリウムで使われていたカールツァイスⅣ型投影機が動かせる状態で展示されていて、展示室の側壁に投影ができます。

「人気」の展示品は「望遠鏡をのぞいてみよう」

口径の異なる3つの天体望遠鏡で土星を観察する体験ができます。観察する土星は展示室の外にあるのですが、どこにあるのか探してみてください。

「キラリ」の展示品は「デジタルタイムカプセル」

旧科学館のことが調べられるアーカイブ情報パソコンは貴重です。昔を懐かしみたい方もぜひどうぞ。