名古屋市科学館の来館日記(2024.08.21)

2024年8月21日(水)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館の3階「技術のひろがり」、生命館3階「生活のわざ」の様子をリポートします。

 

天気と来館時間

天気は、「晴れ」で、来館時間は9時30分から12時です。

館内の様子

本日のプラネタリウムは、2、4回目がファミリー、1、3、5、6回目が一般投影となっていました。8月のプラネタリウムのテーマは、一般投影が「天の川銀河ツアー」、ファミリーは「太陽系アドベンチャー」です。

常設展示室は、夏休み期間中とあって、家族連れ、外国の方などで、にぎわっていました。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。現在は夏場対応となっていますので、開門時間前に並ぶ場所は北門となっていますので注意してください。来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。夏休み中とあって、開館前の9時頃に北門で開館を待つ方が30名程見えました。

名古屋市科学館のレストランは、2020年9月13日から閉店していましたが、2021年1月29日に「ミュージアムカフェ」という新しいお店が開店しました。

名古屋市市科学館のミュージアムショップもレストランと同様に閉店していましたが、2021年7月21日から新しいショップがオープンしています。

各フロアーの状況

理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、「月探査のいま」、「くり返す電力ひっ迫」になっています。

理工館6階の「地下へ挑む」ゾーンには温度管理された「ネタケース」の中にボーリングコアが展示されていますが、4月から「日本海対馬海盆のボーリングコア」に更新されています。

天文館5階「宇宙のすがた」の「宇宙のひろがり」ゾーンでは、昨年打ち上げられた宇宙望遠鏡、「ジェームズウェブ宇宙望遠鏡」の解説が追加されています。
2023年9月7日に打ち上げられた、「小型月着陸実証機SLIM」の紹介と「変形型月ロボットLEV-2(SORA-Q)」の模型が展示されましたのでご覧ください。

理工館5階「物質・エネルギーのせかい」の「元素周期表」の展示の場所に、福島第一原子力発電所の汚染水などに含まれる「トリチウム」の解説板ができました。

生命館5階「生命のひみつ」の「バイオギャラリー」は、特別展「海」にちなんで「スナメリ」の展示に変わっています。

生命館4階の「人体のふしぎ」フロアーは数年かけて展示更新が行われていましたが、2021年3月にすべての展示品が完成しました。新しく生まれ変わった生命館4階「人体のふしぎ」フロアーを堪能してください。また、新型コロナウイルスの詳しい解説展示もあり、「新型コロナウイルスの3Dデータを元に基に作成した模型」が目を引きます。
人気の「内臓パズル」ですが、小さなお子様も触ることができるように、展示台が低くなりました。

理工館3階「技術のひろがり」ゾーンの「ものづくり広場」では、今年度の「科学創作コンクール」の作品が展示されています。「2022.7開催ロボカップ世界大会・ジュニア部門」優勝のサッカーロボットも展示されています。また、SDGsに関するコーナーもあります。

生命館3階の「生活のわざ」フロアーにある「ミミズトンネル」などは、新型コロナウイルス感染予防のため「トンネルをでたら手を洗おう」という注意書きをして、展示が再開されています。
また、「環境とくらし」ゾーンにあるツンドラの衣装が、2023年9月から「毛皮のアノラック」から南極観測隊の防寒着」に代わっています。アクリルパネルの保護版がつきました。

生命館2階の「地球のすがた」フロアーの「地球工房」のコーナーに、「北海道石」の展示がお目見えしました。2023年5月に北海道鹿追町で採取されたオパールに含まれる鉱物が新種として承認され、産地にちなんで「北海道石」と命名されたものです。

生命館地下2階の「サイエンスホール」に、2021年3月から「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」がオープンしています。

理工館地下2階のイベントホールでは、2024年7月13日(土)から9月23日(月・休)まで、特別展「毒」が開催されています。
冬の特別展は、忍者のすべてを体感できる「ニンジャ アカデミー
」がアナウンスされています。

第7回・病院の機械を操作してみよう!!いのちのエンジニア体験

名古屋市科学館で毎年開催されている、人気の企画「病院の機械を操作してみよう!!いのちのエンジニア体験」が10/19(土)・20(日)に開催されます。
病院には多くの機械が患者さんの”いのち”のために活躍しています。その機械を管理・操作しているのが「いのちのエンジニア(臨床工学技士)」です。

このイベントでは、医療機器管理室、透析センター、手術室(オペ室)、集中治療室(ICU)を再現した4つのブースで普段は見ることのできない最新の医療機器を実際に見て操作して、「いのちのエンジニア体験」をすることができます。

秋の名古屋市科学館はイベントが盛りだくさんです。

令和6年度「科学創作コンクール」作品募集

毎年、名古屋市科学館で実施している「科学創作コンクール」の作品募集のお知らせです。
「科学の夢を描く部門」「科学工作部門」「歯科自由研究部門」の3部門があります。


作品の募集期間は8月23日(金)から9月6日(金)までです。
名古屋市科学館の「小林名誉館長特別賞」もありますので、ふるってご応募ください。

第44回・古川為三郎サイエンス講演会「宇宙物質循環、その”最初”で最後の謎」

毎年、名古屋市科学館で開催されている「古川為三郎サイエンス講演会」、今回は「宇宙物質循環、その”最初”で最後の謎」です。
宇宙の物質はさまざまに姿を変え循環していて、その陰の主役は星雲に代表される「星間物質」です。1970年代以降に大きく研究が進んだ、星間物質から星ができる過程と、その初期段階について、最新データを交えて紹介されます。
この講演会の開催日は、2024年10月12日(土)で、開催場所は名古屋市科学館・生命館地下2階サイエンスホールです。申し込みは、インターネット(名古屋市電子申請サービス)からとなっています。