名古屋市科学館の来館日記(2019.06.27)

2019年6月 27日(木)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館6階「最先端科学とのであい」、天文館5階「宇宙のすがた」の様子をリポートします。

天気と来館時間

天気は、「雨」で、来館時間は9時30分から12時です。

館内の様子

本日のプラネタリウムは、1,3回目が幼児投影、2,4,5回目が一般投影、6回目は休演となっていました。6月のプラネタリウムのテーマは「星座のなりたち」です。

平日の午前中ですので、幼児投影でプラネタリウムに訪れた幼稚園や学生の団体で賑やかな時もありましたが、一般のお客様は少なめでした。

平日ですので、理工館5階で人気の「極寒ラボ」の整理券配布はすぐに終了しませんが、「極寒ラボ」を体験をしたい方は、入館したらすぐに整理券をゲットしましょう。また、理工館4階の「放電ラボ」も平日ですので、整理券なしで体験できます。

 生命館6階からは、理工館6階のプラネタリウムに行けない動線になっているので、生命館のエレベータ内に注意喚起する表示が追加されていて、大変わかりやすくなっています。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。昨年の11月6日(火)から冬場対応となっていましたが、6月4日(火)から夏場対応となり、開門時間前に並ぶ場所が北門となっていますので注意してください。

来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。

平日の午前中ですので、開館前の9時頃、北門で開館を待つ方はみえないようでした。

展示品変更情報

理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、「祝2018ノーベル生理学・医学賞受賞」と「ブラックホールの撮影に成功!」でしたが、「祝2018ノーベル生理学・医学賞受賞」は「原子周期表150周年」に更新されています。

元素周期表は、ロシアの化学者ドゥミトリ・メンデレーエフが1869年にまとめたものですが、今年は150周年にあたり、UNESCOが2019年を国際周期表年2019と制定したことから、各地でシンポジウムなどが開催されるなど、盛り上がりをみせています。

「地下に挑む」ゾーンでは、「ボーリングコアステーション」という展示品の中央に、新しいボーリングコアが展示され、華やかになりました。

名古屋市科学館の生命館5階「生命のひみつ」の「バイオギャラリー」ですが、「愛知県の森林で、120年ぶりの、ササの一斉開花」についての展示が更新され、「ホタルの光の最新研究」の展示になっています。

名古屋市科学館の生命館2階「地球のすがた」の「発見処」ゾーンに「カオリン」という展示品が増えています。「カオリン」は、カオリナイトという鉱物を含む粘土で、瀬戸物の原料になります。

名古屋市科学館の天文館5階には、「デジスター」という、デジタル式プラネタリウムの展示品がお目見えしています。
小惑星探査機「はやぶさ2」が「リュウグウ」に接近し、小型探査ロボット「ミネルバⅠ・Ⅱ」と「MASCOT」の投下に成功しましたが、その内容についても、小惑星「イトカワ」の展示品のそばに紹介されています。さらに、天文館5階の入り口近くには、小惑星探査機「はやぶさ2」のこれまでの成果や小惑星「リュウグウ」の詳細についても紹介されています。

また、小牧市の民家に落下して、「小牧隕石」と命名された「こぶし大の隕石」と「隕石が落下した民家の模型」「隕石落下によって破損した屋根の一部(寄贈品)」も展示されているので隕石に興味のある方は是非ご覧ください。

名古屋市科学館の生命館4階「人体のしくみ」は、数年かけて「人体のふしぎ」というテーマで展示更新をしています。
平成29年度の展示更新で、新しい展示品の「内臓パズル」や「骨パズル」、「筋肉を動かしてみよう」などがお目見えしましたが、いよいよ平成30年度の展示更新が終了し、新しい展示品が3月26日から公開されました。
新しい展示品は、脳や神経系について体験的に学べる「ミクロの文字を書いてみよう」「自分の触覚を試してみよう」「自分の反応速度を調べてみよう」、生命のふしぎや大切さについて考える「受精から出産まで」の4点です。自分自身のからだを使ったり、ヒトのからだについてかんがえることができる展示となっていますのでぜひご覧ください。

屋外展示品のB6型蒸気機関車ですが、修復調査のため大阪の工場に搬入されています。名古屋市の河村市長は、あおなみ線での走行を期待しているようですが、B6蒸気機関車の動輪をモーターで駆動する動態展示も検討されているようです。

理工館地下2階のイベントホールでは、特別展「人体大解明の旅」が開催されていましたが、6月2日(日)に終了しました。次の特別展は「守ろう!地球のたからもの・絶滅動物研究所」で、7月6日(土)から9月8日(日)までの開催予定となっています。

イベント情報

第26回・生きている地球の記録

毎回好評の「生きている地球の記録」が、今回で26回目を迎えます。今回の「生きている地球の記録」は2019年グリーンイメージ国際環境映像祭の入賞作品が上映されます。「生きている地球の記録」は(公財)三菱UFJ環境財団、名古屋市科学館、中日新聞社、グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会のコラボ企画で愛知県教育委員会が後援しています。

「生きている地球の記録」の開催日時は2019年7月21日(日)午前10:00から午後4:10で、開催場所は名古屋市科学館の生命館地下2階サイエンスホールです。

「生きている地球の記録」の入場料は無料ですが、定員が320名となっているので整理券が必要です。鑑賞を希望される方は往復はがき(名古屋市科学館あて)またはインターネット(名古屋市電子申請サービス)で申し込みをしてください。応募締め切りは7月6日(土)必着となっています。

「生きている地球の記録」の入場料は無料ですので、地球環境に興味のある方は是非どうぞ。