【朗報】Windows11のクリーンインストール条件緩和、TPMが機能すればCPUの世代を問わずMicrosoftのインストールメディアでインストール可能!

Windows10のサポート期限、2025年10月14日が迫る中、Microsoftは正式にアナウンスしていませんが、Windows11のインストール要件を緩和したとの情報が入りました。
この件については、You Tubeでも検証動画(tetuyan TVなど)がアップされていますので、真偽を検証してみました。

結論から言いますと、Windows11のクリーンインストール条件緩和は本当で、歓迎すべき内容でした。

1.Windows11のクリーンインストール条件の緩和内容

・UEFI BIOS(セキュアブート設定しなくてもインストール可能)
・TPM 2.0(TPM1.2でもインストール可能)
・インテル第8世代以降のCPU(TPMが機能すれば、世代を問わずインストール可能)

Windows10からWindows11にアップグレードする場合は、従来のインストール条件(UEFI BIOSでセキュアブート、TPM2.0、インテル第8世代以降のCPU)ですのでご注意ください。

検証したPCは、従来のインストール要件ではWindows11のクリーンインストールができなかった、次の4機種です。

NEC        LAVIE   PC-NS350GAB TPM2.0 Core i3-7100U(第7世代)
NEC  VersaPro  VF-1        TPM2.0 Core i5-6200U(第6世代)
Lenove        E440      TPM1.2 Core i5-4210M(第4世代)
Fujitsu  LIFEBOOK P772/G      TPM1.2 Core i3-3120M(第3世代)

2.Windows11のクリーンインストールの必須条件

Windows11のクリーンインストールの必須条件は、マザーボードがTPM機能(UEFI BIOS)を有しているかのみとなります。
このことにより、Windows11のインストールを諦めていた、インテル第7世代以前のPCでも、RUFUSなどのインストール要件回避手段を使用しなくても、Microsoftの正規インストールメディアからWindows11のインストールが可能となりました。

3.TPMに対応しているかの確認方法

・確認プログラムによる方法

Windows10のデスクトップから、
Windowsキー+Rキー
tpm.msc Enter

・BIOSで確認する方法

BIOS画面から、
TPM2.0又は1.2の項目を「使用」又は「有効」などに変更
機種によってはTPMの別名表示になっている場合がありますので、対応する項目を見つけてください。

4.考察

この時期になっても、Windows10を使用しているPCが半数近くあり、2025年10月14日でWindows10のサポートを終了すると、世界中に大混乱をまねくことから、Microsoftが大人の対応をしたと考えられます。
もっとも、従来のインストール要件は、Windows11をインストールするにはPCの買い替えを促す内容でしたが、Windows10が最後のOSと言っておきながら、Windows11を出したのはセキュリティー向上だったことを考えれば、TPM機能のみ搭載されていればよかったということになるのではないでしょうか。