2021年1月20日(水)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館4階「科学原理とのふれあい」、理工館3階「技術のひろがり」、生命館4階「人体のふしぎ」、生命館3階「生活のわざ」の様子をリポートします。
天気と来館時間
天気は、「晴れ」で、来館時間は9時30分から12時です。
館内の様子
プラネタリウムですが、機器更新工事のため、令和3年1月5日(火曜日)から3ケ月程度休演となっています。開演時期については、名古屋市科学館の公式ホームページから連絡があるとのことです。
コロナ禍の中、平日の午前中ですので、一般のお客様は大変少なかったです。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、人気の「極寒ラボ」は中止、その他の実演・実験については縮小して実施されています。「放電ラボ」は人数を制限して「土・日・祝」も先着順、「サイエンスステージ」は人数を制限して先着順となっていますのでご注意ください。
生命館のすべてのフロアのトイレが改修中ですので、理工館のトイレを利用してください。
館外の様子
名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。現在は冬場対応となっていますので、開門時間前に並ぶ場所は南門となっていますので注意してください。
来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。
平日の午前中ですので、開館前の9時頃に南門で開館を待つ方はいませんでした。
エントランスホール入口の南側(屋外)に、特別展「PIXARのひみつ展・いのちを生みだすサイエンス」の「臨時券売所(当日券のみ)」が開設されています。
名古屋市科学館のレストランは、2020年9月13日から閉店していましたが、1月下旬に新たなお店が開店するとのことです。
展示品変更情報
理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、「火星ほぼ大接近(プラネタリウム機器更新工事の紹介も含む)」と「2020年ノーベル賞」に代わって「待ったなしのプラスチック問題」になっています。
天文館5階では、小牧市の民家に落下して、「小牧隕石」と命名された「こぶし大の隕石」と「隕石が落下した民家の模型」「隕石落下によって破損した屋根の一部(寄贈品)」が展示されているので、隕石に興味のある方は是非ご覧ください。
生命館5階の「バイオギャラリー」は「名古屋のーざんねんじゃないーいきもの」に変わっています。名古屋の絶滅危惧種などの紹介や「生物多様性」について解説されています。
理工館地下2階のイベントホールでは、11月28日(土)から特別展、いのちを生みだすサイエンス「PIXARのひみつ展」が開催されいます。
プラネタリウム機器更新工事(プラネタリウム2021)
名古屋市科学館のプラネタリウムは2011年のリニューアルからまもなく10年が経過します。そこで、2021年1月から3か月程度休演し、デジタル系機器を中心に大規模な機器更新が行われています。2011年は地上デジタル放送元年でしたが、2011年のリニューアル時、科学館で使用されてきた機器は、当時の最先端ながらも「地デジ以前」に製造されたものでした。
プラネタリウム全体は40年使用する設計となっているので、光学式プラネタリウムはメンテナンスのみ実施するようです。
理工館6階の「話題の科学」ゾーンにある「プラネタリウム機器更新工事の紹介」を見ると、今回の機器更新工事の内容は、次のようなものとなっています。
・2018年に公開された過去最大の恒星カタログのデータを用いた「天の川投影装置」の設置
・デジタル式プラネタリウムとデジタルパノラマを更新して「明るさや画質」の向上
・映像機器の設置位置変更による「前の座席の視野」の改善
・座席は、全席張替えて「背もたれの角度」を最適化
・音響システムは、ドームスクリーン背面のスピーカや機器類を更新し、「ハイレゾシステム」化
などとなっています。
生まれ変わる名古屋市科学館のプラネタリウムに期待が高まります。