名古屋市科学館の来館日記(2019.11.28)

2019年11月28日(木)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。天文館5階「宇宙のすがた」、理工館6階「最先端科学とのであい」の様子をリポートします。

天気と来館時間

天気は、「曇り」で、来館時間は9時30分から12時です。

館内の様子

本日のプラネタリウムは、3回目が学習投影、2,4,6回目が一般投影、1,5回目は休演となっていました。11月のプラネタリウムのテーマは、一般投影が「世界のニュートリノ観測」、ファミリーアワーは「ふたごの星のものがたり」です。

平日の午前中で、プラネタリウムの学習投影も午後からとなっていたので、館内は一般のお客様が中心となりますが、入館者は大変少なかったです。

平日の午前中なので、理工館5階で人気の「極寒ラボ」の整理券の配布はすぐに終了しませんが、「極寒ラボ」を体験をしたい方は、入館したらすぐに理工館5階で整理券をゲットしましょう。また、理工館4階の「放電ラボ」も平日ですので、整理券なしで体験できます。

 生命館6階からは、理工館6階のプラネタリウムに行けない動線になっているので、生命館のエレベータ内に注意喚起する表示が追加されていて、大変わかりやすくなっています。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。現在は冬場対応となっていますので、開門時間前に並ぶ場所は南門となっていますので注意してください。

来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。

平日の午前中なので、開館前の9時頃に南門で開館を待つ方は見えませんでした。

展示品変更情報

理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、「原子周期表150周年」と名城大学の吉野彰先生がノーベル化学賞を受賞したことをうけて、「2019年ノーベル賞」に代わっています。

地下に挑む」ゾーンでは、「ボーリングコアステーション」という展示品の中央に、新しいボーリングコアが展示され、華やかになっています。

名古屋市科学館の生命館5階「生命のひみつ」の「バイオギャラリー」ですが、「愛知県の森林で、120年ぶりの、ササの一斉開花」についての展示が更新され、「ホタルの光の最新研究」の展示になっています。

名古屋市科学館の生命館2階「地球のすがた」の「発見処」ゾーンに「カオリン」という展示品が増えています。「カオリン」は、カオリナイトという鉱物を含む粘土で、瀬戸物の原料になります。

名古屋市科学館の天文館5階には、「デジスター」という、デジタル式プラネタリウムの展示品がお目見えしています。
小惑星探査機「はやぶさ2」が「リュウグウ」に接近し、小型探査ロボット「ミネルバⅠ・Ⅱ」と「MASCOT」の投下に成功しましたが、その内容についても、小惑星「イトカワ」の展示品のそばに紹介されています。さらに、天文館5階の入り口近くには、小惑星探査機「はやぶさ2」のこれまでの成果や小惑星「リュウグウ」の詳細についても紹介されています。

また、小牧市の民家に落下して、「小牧隕石」と命名された「こぶし大の隕石」と「隕石が落下した民家の模型」「隕石落下によって破損した屋根の一部(寄贈品)」も展示されているので隕石に興味のある方は是非ご覧ください。

名古屋市科学館の生命館4階「人体のしくみ」は、数年かけて「人体のふしぎ」というテーマで展示更新をしています。
平成29年度の展示更新で、新しい展示品の「内臓パズル」や「骨パズル」、「筋肉を動かしてみよう」などがお目見えしましたが、いよいよ平成30年度の展示更新が終了し、新しい展示品が3月26日から公開されました。
新しい展示品は、脳や神経系について体験的に学べる「ミクロの文字を書いてみよう」「自分の触覚を試してみよう」「自分の反応速度を調べてみよう」、生命のふしぎや大切さについて考える「受精から出産まで」の4点です。自分自身のからだを使ったり、ヒトのからだについてかんがえることができる展示となっていますのでぜひご覧ください。

屋外展示品のB6型蒸気機関車ですが、修復調査のため大阪の工場に搬入されています。「B6蒸気機関車」をどのように展示・活用していくかの検討会議も始まったようです。

理工館地下2階のイベントホールでは、11月30日(土)から名古屋市科学館でも大変人気となっている、特別展「チームラボ★学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち」が開催予定となっています。

イベント情報

部分日食をみる会

2019年12月26日(木)は、天気が良ければ名古屋でも部分日食がみられる日です。名古屋市科学館では、入館者対象に「部分日食をみる会」が開催されます。

この日、太陽の一部が月によって隠されます。欠けていく太陽の姿を理工館6階の太陽望遠鏡で安全に楽しむことができます。また、理工館7階「星のひろば」では、部分日食の観測もあります。

「部分日食をみる会」の開催日時は2019年11月26日(木)午後2時30分から4時です。なお、雨天、曇天の場合、部分日食はみられませんのでご了承ください。