名古屋市科学館は、ギネス世界記録に認定された世界最大の直径35mのドームに設置されたプラネタリウムを始め放電ラボや極寒ラボなどの大型展示が目を引きますが、その他の展示物も200点以上もあります。
名古屋市科学館の生命館4階は、「人体のふしぎ」という展示テーマで展示品が配置されていて、自分自身の「からだ」のふしぎさ・大切さについて学ぶことができます。
名古屋市科学館の生命館4階の「とりこむ・すてる」ゾーンには、「内臓パズル」という展示品があります。「内臓パズル」を解いていくと、人体内部はさまざまな臓器で構成されているにもかかわらず、狭い体内にコンパクトに収まっていることが体感できます。
「内臓パズル」では、大きな臓器である、胃と肝臓を上手に置かないと、すべての臓器が狭い体内に収まりません。「内臓パズル」を解いていくと、腎臓が意外に小さな臓器であることや、やっぱり肝臓は大きな臓器なのだということがわかります。
生命館4階の「とりこむ・すてる」ゾーンにある「内臓パズル」という展示品
生命館4階の「とりこむ・すてる」ゾーンは、「消化・吸収・排出のふしぎ」「食べ物はどこへゆく?」「消化器ギャラリー」「内臓パズル」という展示品があり、「食べ物」が、どのように消化され、栄養として吸収され、残ったものがどのように排出されるかが紹介されています。
「内臓パズル」は、内臓模型の一部を分解して元通りにはめることができる立体的なパズルです。「内臓パズル」を解くことによって、人体内部がさまざまな臓器で構成され、狭い体内にコンパクトに収まっていることが理解できます。
「内臓パズル」の、はずせるパーツは全部で6種9個です。6種9個の内訳は、1腎臓(右の前)、2腸(一部、全体)3胃、4肝臓、5心臓(後、前)、6肺(右、左)です。
「内臓パズル」を解く手がかりは、パーツの置き場に書かれた番号です。使う順に番号と形が書かれているので、パーツの向きを変えずに移動すればうまくいくようになっています。
うまく完成したら、次の人のためにパーツを置き場に戻してくださいね。
内臓は模型のようにそのまま体内にあるのではなく、それぞれ丈夫な膜で包まれて、保護されています。
内臓はこの膜ごとうまく体内におさめられ、位置や向きがずれたり、ねじれたり、こすれたりしにくいようになっています。
私たちが旅行に行くとき、荷物を種類別(着替えや道具など)に分けて袋に入れてからかばんにつめることがありますね。こうすると、大きなかばんにも荷物をうまくつめることができ、旅行先でも使いやすいです。それと似ています。
【内臓の複雑な形や役割はどうやってできるの?】
私たちのからだができるとき、最初は1つの受精卵です。それが分裂して細胞の数が増えていき、細胞のはたらきも分かれていきます。細胞分裂のスピードが調節されて、最終的にちょうどよい大きさや形になります。しかし、そのしくみはまだ完全にはわかっていません。
(名古屋市科学館公式ホームページの展示品解説より)