科学館で「情報科学」を扱っているところは少ないのですが、名古屋市科学館もリニューアルされてから、「情報科学」の展示が見られるようになりました。「情報科学」の展示が見られるのは、名古屋市科学館の理工館4階「科学原理とのふれあい」の「情報科学」ゾーンです。「情報科学」ゾーンは、気が付きにくいのですが、名古屋市科学館理工館4階の「南側の壁面」になります。
「情報科学」の展示品を見ることで、情報科学とは何か、コンピューターの構成要素、二進数、論理回路、文字コード、デジタル画像、画素などの意味が理解できるようになります。
また、名古屋市科学館の理工館5階「物質・エネルギーの世界」の「材料大集合」ゾーンでは、コンピューターの部品を作るための半導体やパソコンの内部を見ることができる展示品もあります。
名古屋市科学館の理工館4階「科学原理とのふれあい」の「情報科学」ゾーン
情報科学とは
「情報」とはいったいなんでしょう?またその「情報」を「処理」するのにコンピュータが欠かせません。この展示品では、「情報」とは何なのか、それをコンピュータがどのように処理するのか、コンピュータのしくみと合わせて簡単に解説されています。
二進法のしくみ
私たちは、0から9までの10種類の数字を使って数を表す「十進法」を使っています。これに対して、コンピュータは電気信号のオフとオンにあたる0と1だけを使う「二進法」が基礎になっています。この展示品では、十進法と二進法について体験しながら理解できるように、わかりやすく解説されています。
文字のコード化
コンピュータの内部では、全ての文字には番号がつけられています。文字に番号をつけることを「文字をコード化する」といい、ある文字につけられた番号のことを「文字コード」と呼びます。この展示品では、文字コードについてゲーム感覚で学ぶことができます。
デジタル画像
デジタルカメラで撮影した映像の画質を決めるのは、映像サイズと色深度です。この展示品では、自分でデジタル画像を撮影して映像サイズや色深度を変えてみることで、デジタル画像の画質について学ぶことができます。
名古屋市科学館の理工館5階「物質・エネルギーの世界」の「材料大集合」ゾーン
半導体
パソコンや携帯電話、電化製品などに使われている電子部品は「半導体」とよばれる材料からつくられています。半導体は電気的におもしろい特徴をもっています。
この展示では、半導体とは何か、そのしくみや材料等について、映像と実物でわかりやすく解説されています。
身の回りの材料大図解
「身の回りの材料大図解」の展示では、家電製品、調理道具、スポーツ用品など約80種類の製品が展示されています。展示品は 、製品の中のしくみや材質がわかるように、切断した展示や映像解説で、どんなところにどんな材料が使われているかを観察できるようになっています。
この展示品の中に、パソコンの内部を見せる展示があり、パソコンに使われている部品や内部の様子が確認できます。