名古屋市科学館で開催していた特別展「名探偵コナン・科学捜査展」は、9月24日(月・祝)で終了しました

名古屋市科学館の夏休みを中心に開催される今年の特別展は、特別展「名探偵コナン科学捜査展-真実への推理ー」です。この特別展は、国境や文化、世代を超えて世界に広がり、支持され続けている「名探偵コナン」の世界観をベースとして、科学捜査のプロセスを楽しみながら体験できるものになっています。

特別展「名探偵コナン科学捜査展-真実への推理ー」の開催期間は2018年7月14日(土)から9月24日(月・祝)、開催場所は名古屋市科学館・理工館地下2階イベントホールです。開催初日から、待ち時間が出るなど大変人気のある特別展ですので、時間の余裕をもってお出かけください。

特別展「名探偵コナン科学捜査展-真実への推理ー」

特別展「名探偵コナン科学捜査展-真実への推理ー」は、オリジナルのストーリーや親しみのある登場人物に導かれながら、体験のガイドとなる「探偵手帳」を手に、普段は覗くことのできない科学捜査の世界に足を踏み入れていきます。

殺人事件のシナリオ

数々の事件を解決し、今や時の人となりつつある名探偵・毛利小五郎。このたび小五郎を主人公にしたミステリー小説が出版されることになった。

しかし、その執筆を担当するはずだったミステリー作家が自宅で殺害されているのが発見された。死亡推定時刻は14時。現場に残されていたカレンダーにはハッキリと、こう書かれていた。

「14:00 毛利小五郎氏」

果たしてコナンたちは、科学捜査を駆使し、見事、毛利小五郎の疑いを晴らすことができるだろうか?

「探偵手帳」を手に3つのエリアを巡り、事件の真相を解明しよう!

名探偵・毛利小五郎の疑いを晴らすため、コナン達は3つのエリアを巡って、事件の真相を解明することになります。

事件の真相を解明するエリアとは、「現場を観察せよ!(現場検証)」、「自分の足で証拠に迫れ!(聞き込み)」、「科学捜査で証拠をつかめ!(科学捜査)」の3つです。

特別展の入口で、事件の真相解明に役立つ「探偵手帳」を受け取ります。「探偵手帳」は、大人向きの「コナン&安室コース」とファミリー向けの「コナン&欄コース」の2種類があります。どちらも、犯人の特定につながるプロセスを提示してくれるのですが、大人向きの「コナン&安室コース」のほうが少し難しい内容となっています。

「探偵手帳」を手に3つのエリヤを巡るのですが、各エリアには現場の状況を解説している「文書」があります。この「文書」を読むことで真相に迫ることができるのですが、「文書」を読むだけでなく、コナン達の声を聴きながら臨場感のある捜査をしてみたい方は、有料(700円)ですが「スペシャルボイス」という装置の貸し出しがあります。

「探偵手帳」に捜査状況を記録し、真犯人を見つけてください。真犯人が、わかったでしょうか。最後にコース毎に「事件の真相」という解説シートが配布され、事件の真相を知ることができます。

グッズショップ

特別展会場を出ると、特別展「名探偵コナン・科学捜査展」関連のグッズの販売コーナーがあり、オリジナルデザインのグッズも多数販売されています。安室人気も手伝って、グッズ売場も大盛況のようです。

グッズ売場は特別展に入場しなくても入ることができますので、特別展「名探偵コナン・科学捜査展」関連のグッズを見たい、購入したい方は、理工館地下2階のイベントホールの覗いてみてください。

特別展「名探偵コナン科学捜査展-真実への推理ー」のサイエンス

特別展「名探偵コナン科学捜査展-真実への推理ー」では、再現された事件現場か観察や、目撃者などへの聞き込みから手がかりを集め、その手がかりを科学的に鑑定するプロセスを順に踏んでいくことで、物事を解明するための論理的なプロセスの重要性を感じることができます。

科学的な鑑定を通して仮設を絞り込むプロセスでは、複数の科学鑑定の特性を理解し、うまく組み合わせることが必要になります。現存する科学技術を賢く使いこなすという考え方は、科学捜査のプロセスのみならず、私たちが豊かな未来を切り拓くために地球規模の課題解決をする際にも役に立つ考え方です。

科学捜査・技術
ルミノール反応(血液)、文字鑑定(筆跡)、指紋鑑定(指紋)、DNA鑑定(DNA)、歩容鑑定(歩き方、姿勢など)

「名探偵コナン」という親しみやすい世界観を通して、子どもたちや科学技術に馴染みのない方々でも、物事を論理的に解明するプロセスや、その考え方を体験する良い機会になります。