名古屋市科学館「生命館」の展示テーマは、「地球のすがた」「生活のわざ」「人体のふしぎ」「生命のひみつ」

生命館

名古屋市科学館の展示品はギネスにも登録された直径35mのドーム内に設置されたプラネタリウムと放電ラボや極寒ラボなどの大型展示が目を引きますが、一般展示も200点以上もあり大変充実しています。展示は分野ごとに建物が変わり、テーマごとにフロアーが変わります。また展示品は下階から上階に向かって難しいテーマになっていて、大まかに分類すると2階・3階が幼児から小学生向き、4階からが中学生以上の方向きというような区分です。「みて、ふれて、たしかめて」の体験型の展示にこだわっています。

 名古屋市科学館「生命館」の展示室と休憩室

名古屋市科学館の西側部分が平成元年に開館した生命館です。「生命館」は改築された理工館と通路でつながていて、地下2階から6階まであります。地下2階が催事の時に使用される「サイエンスホール」、2階から5階までが「展示室」で、各階の展示テーマは2階が「地球のすがた」、3階「生活のわざ」、4階「人体のふしぎ(展示更新中)」、5階「生命のひみつ」となっています。6階は催事の時使用する学習室と実験室があります。上階に向かって「地球」、「生活」、「人体」、「生命(細胞)」というふうに展示テーマが細かくなっていきます。1階の休憩室に「フーコーの振り子」の展示品があります。
土・日・祝日の限定となりますが、2階の「地球工房」では 鉱物・貝・植物など天然素材を利用したものづくりが体験できます。子どもから大人まで楽しる「地球工房」ですが、参加費は有料です。

[ 目 次 ]

生命館2階の展示テーマは「地球のすがた」(展示品14点)

生命館2階の「地球のすがた」という展示室は、地球上で見られる現象や地球環境の歴史などについて紹介しています。 展示室には「地球環境変化の歴史」「過去の地球を探る」「地球のデザイン」「発見処」の4つの展示ゾーンがあります。

「地球環境変化の歴史」ゾーンの展示品(1点)

  • 地球環境変化の歴史

「過去の地球を探る」ゾーンの展示品(3点)

「地球のデザイン」ゾーンの展示品(8点)

  • 水の流れがつくる模様
  • 対流がつくる模様
  • 飛び出す雲のリング
  • 夕焼けをつくろう
  • 虹をつくろう
  • 地震実験装置
  • 地球環境ゲーム
  • 地球環境マップ

「発見処」ゾーンの展示品(2点)

  • 発見処
  • 地球工房
すべての展示品の解説が、名古屋市科学館の公式サイト(http://ncsm.city.nagoya.jp/)の「科学館を利用する」/「展示ガイド」/「展示フロアマップ」に掲載されています。

「一押し」・「人気」・「キラリ」の展示品

「一押し」の展示品は「マプサウルス」

「マプサウルス」の全身骨格標本です。レプリカなのですが細かなところまでよくわかる逸品です。

「人気」の展示品は「飛び出す雲のリング」

「飛び出す雲のリング」は大人気です。水蒸気の白い雲のリングを上手に作ってください。

「キラリ」の展示品は「恐竜のうんこ化石」

「恐竜のうんこ」は、化石になっていますので触っても大丈夫ですよ。

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生命館3階の展示テーマは「生活のわざ」(展示品11点)

生命館3階の展示室は、豊かな暮らしを送るための人間の「衣」「食」「住」とさまざまな生物とのかかわりを展示しています。 展示室には、「食のめぐみ」「家と都市」「くらしと地球」の3つの展示ゾーンがあります。

「食のめぐみ」ゾーンの展示品(2点)

「家と都市」ゾーンの展示品(4点)

  • 家のつくり
  • リサイクルガーデン
  • 都市の地下
  • 都市の防災

「くらしと地球」ゾーンの展示品(5点)

すべての展示品の解説が、名古屋市科学館の公式サイト(http://ncsm.city.nagoya.jp/)の「科学館を利用する」/「展示ガイド」/「展示フロアマップ」に掲載されています。

「一押し」・「人気」・「キラリ」の展示品

「一押し」の展示品は「暑い部屋、寒い部屋」

「暑い部屋、寒い部屋」の展示では、暑い地方と寒い地方を体感をしてください。部屋の中に材質の違うブロックが置いてありますが、気が付きましたか。材質によって温かさや冷たさの感じ方が違うのはなぜでしょう。

「人気」の展示品は「サイクルでサイクル」

「サイクルでサイクル」の展示では、お米ひと粒を収穫するのにはたくさんのエネルギーを必要とすることを体感してください。

「キラリ」の展示品は「くらしとお天気」

「くらしとお天気」の展示では、毎日の雨量を1年間、青い雨粒の量で表現しています。1日の雨量を雨粒ひと粒から表現していることに感動される方もみえます。

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生命館4階の展示テーマは「人体のふしぎ(展示更新中)」

このフロアは数年かけて展示更新が予定されており、2017年度から徐々に展示品が増えていきます。2017年3月に、人体の各部の基本的な知識を学べる「筋肉のふしぎ/骨のふしぎ」「呼吸・循環のふしぎ」「消化・吸収・排出のふしぎ」「神経系・内分泌系のふしぎ」と消化や排出について紹介する「食べ物はどこへゆく?」と「消化器ギャラリー」が展示されました。

「うごかす・ささえる」ゾーンの展示品(1点)

  • 筋肉のふしぎ/骨のふしぎ

「はこぶ・めぐる」ゾーンの展示品(1点)

  • 呼吸・循環のふしぎ

「つたえる・かんがえる・ちょうせつする」ゾーンの展示品(1点)

  • 神経系・内分泌系のふしぎ

「とりこむ・すてる」ゾーンの展示品(3点)

「ゲノムの迷路」ゾーンの展示品(1点)

すべての展示品の解説が、名古屋市科学館の公式サイト(http://ncsm.city.nagoya.jp/)の「科学館を利用する」/「展示ガイド」/「展示フロアマップ」に掲載されています。

「食べ物はどこへゆく?」

新展示品の中で一番人気の「食べ物はどこへゆく?」です。タンパク質、炭水化物、脂肪の3つのピースを皿に置くと、それぞれの消化、吸収、排出のようすがアニメーションで見られます。

「ゲノムの迷路」

かつて生命館5階で展示されていた「ゲノムの迷路」がひき続き生命館4階で展示されています。

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生命館5階の展示テーマは「生命のひみつ」(展示品10点)

生命館5階の「生命のひみつ」という展示室は、地球上の生物に共通する生命のしくみと、多様性の謎にせまろうとする展示です。 展示室には、「生き物ラボ」「DNA」「暮らしとバイオテクノロジー」「細胞」の4つの展示ゾーンがあります。

「生き物ラボ」ゾーンの展示品(4点)

「細胞」ゾーンの展示品(2点)

「DNA」ゾーンの展示室(2点)

 「暮らしとバイオテクノロジー」ゾーンの展示品(2点)

  • バイオのめぐみ
  • バイオの森
すべての展示品の解説が、名古屋市科学館の公式サイト(http://ncsm.city.nagoya.jp/)の「科学館を利用する」/「展示ガイド」/「展示フロアマップ」に掲載されています。

「一押し」・「人気」・「キラリ」の展示品

「一押し」の展示品は「DNAとはなんだろう」

「DNAとはなんだろう」は、クイズ形式でDNAを勉強できます。

「人気」の展示品は「細胞共和国」

「細胞共和国」は、からだを動かしながら細胞を勉強できます。

「キラリ」の展示品は「生きものギャラリー」

「いきものギャラリー」では、科学館では数少ない生き物の展示がみられます。光るいきもの物、実験用に使われるいきものなどを観察してください。

5階の「生命ラボ」

生命館5階には「生命ラボ」があり、時間が許せばおすすめです。 顕微鏡を使った生物自由観察タイムと人数限定で生物の実験や体験をする講座の二本立てです。実験や体験をする講座は平日1日1回、土・日・祝日1日2回で、講座開始10分前から先着9組18名までが参加できますので生物に興味のある方はお早めにどうぞ。

生命ラボの過去の講座のテーマは、「花のかいぼう」「トウモロコシのひみつ」「シロアリの不思議な行動」「ニボシのかいぼう」「ダンゴムシはジグザグがお好き」「こうぼのふしぎなビーズを作ろう」「けんび鏡でみてみよう」「かむかむパワーをくらべてみよう」「甘いバナナの秘密」「目と耳とどっちがはやい!?」「ゾウリムシのからだ」「マイクロピペットを使ってみよう」です。
身近なものを使った楽しい生命科学の実験や生物のけんび鏡観察が体験できます。実験テーマは毎月替わり、体験時間は約20分間です。

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1階の休憩室(展示品1点)

「フーコーの振り子」

生命館の吹き抜けを利用して1階の休憩室中央に、地球の自転が観察できる長さ27.9mの「フーコーの振り子」が天井から吊るされています。毎朝、直径27cm、81kgのおもりを使った振り子が揺らされます。この振り子の振れる向きが地球の自転によって、だんだん変わっていくのがわかります。

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