名古屋市科学館の「1/200の名古屋市科学館模型」で、理工館屋上の様子が確認できるんです

名古屋市科学館模型

名古屋市科学館の入口を入ると、風除室(エントランスに入る前の、風よけのための小部屋)に名古屋市科学館の1/200の模型が展示されていますが、気が付きましたか。右からプラネタリウムのある天文館、中央がエントランスホールのある理工館です。左が1989年(平成元年)に建設された生命館ですが、2011年(平成23年)完成の新館(天文館、理工館)と上手に接続されている様子がよくわかります。名古屋市科学館の南側の屋外展示品も、上手に再現されています。

名古屋市科学館の理工館屋上

名古屋市科学館の理工館屋上には、80cm反射望遠鏡のある「天文台」と天体観望会が行われる「星のひろば」があります。催し物が開催されていない平日は屋上に出られないので、屋上がどんな様子か確認できないのですが、風除室にある「1/200の名古屋市科学館模型」を見ると屋上の様子が確認できます。「星のひろば」では、北側の繁華街の市街光を壁でさえぎり、街中でも星が見やすいように工夫されている様子がわかります。また、屋上緑化で省エネにも貢献していることもわかります。

名古屋市科学館の屋外展示スペース

天文館南側の屋外展示スペースには、模型では名古屋市の「市電1400形」と「B6形蒸気機関車」が展示されていることになっているのですが、外の展示スペースを見ると「B6形蒸気機関車」のすがたが見当たりません。

実は、「B6形蒸気機関車」、いま大阪市のボイラー整備工場で「動態展示(動かせる状態で展示)」できるか、調査中なのです。河村たかし名古屋市長は、将来的には「あおなみ線」を走行させたい意向のようですが。

2016年9月に大阪市のボイラー整備工場に搬出されて、しばらく戻って来ないとのことで、屋外の展示スペースは、当分の間は線路のみとなります。B6形蒸気機関車ですが、「点検整備の結果がどうなるのか。」興味が湧きます。

B6形蒸気機関車は、1904年製作のドイツ製で、旧国鉄武豊線などを走り、1968年に引退した後、名古屋市に寄贈されたものです。