名古屋市科学館の屋外展示品、「B6形蒸気機関車」のゆくえはどこに

B6形蒸気機関車

名古屋市科学館の屋外展示品「B6形蒸気機関車」は、どこに行ったのでしょう。名古屋市科学館の天文館南側に、屋外展示スペースがあります。名古屋の「市電1400形」と「B6形蒸気機関車」の2つの展示品があるはずなのですが、現在は「市電1400形」の展示品のみとなっています。

よく見ると、「B6形蒸気機関車」が展示されていたところに線路と信号機のみが残されています。実は、「B6形蒸気機関車」が「動態展示(動く状態で展示)」できるかどうかを調査するために、2016年9月13日、大阪のボイラー工場に運ばれてしまったのです。しばらくは、名古屋市科学館に戻ってこないとのことで、少し寂しいですが、当分の間は線路と信号機のみを眺めることになりそうです。

「B6形蒸気機関車」が運ばれる様子

YouTubeに「B6形蒸気機関車が大阪のボイラ工場へ搬出される様子」を動画撮影し、投稿していただいたものがありましたので紹介します。

現存するB6形蒸気機関車は、世界にこの車両のみとのことで、将来的には「あおなみ線を走行させたい。」という夢もあるようです。そこまでいかなくても、白川公園を周回する線路が敷設でき、そこを「B6形蒸気機関車」が走ったならば、たいへん楽しく、話題にもなると思います。