名古屋市科学館の来館日記(2022.06.03)

2022年6月3日(金)午前の「名古屋市科学館の来館日記」です。理工館6階「最先端科学とのであい」、天文館5階「宇宙のすがた」の様子をリポートします。

天気と来館時間

天気は、「晴れ」で、来館時間は9時30分から12時です。

館内の様子

本日のプラネタリウムは、1回目と2回目が幼児投影、、3回目と4回目が一般投影、5回目が名市大、6回目は休演となっていました。6月のプラネタリウムのテーマは、一般投影が「南半球の星空」、ファミリーアワーは「とびだせ!星の世界へ」です。プラネタリウムドームの愛称は、2021年4月から「NTPぷらねっと」という名前になっています。

常設展示室は、コロナ禍の中の平日ですので、幼児投影で来館する幼児の方が中心で、一般のお客様は少なかったです。

新型コロナウイルス感染防止の観点から、人気の「極寒ラボ」は長らく中止されていましたが、昨年11/9(火)から入場人数を一回につき10名に絞って、開催されています。開館時と12:30に、極寒ラボ横で先着順にて整理券を配布しています。

その他の実演・実験については縮小して実施されています。「放電ラボ」は人数を制限して「土・日・祝」も先着順、「サイエンスステージ」は人数を制限して先着順となっていますのでご注意ください。

館外の様子

名古屋市科学館の「開門前に観覧券を購入する来館者が並ぶ場所」は決められていて、冬場は南門、夏場は北門です。現在は冬場対応となっていますので、開門時間前に並ぶ場所は南門となっていますので注意してください。

来館者の健康を考えて、冬の寒い時期は北風がさえぎられる南門から並び、夏の暑い時期は熱中症を考慮して比較的涼しい北門から並ぶようになっています。

平日の午前中ですので、開館前の9時頃に南門で開館を待つ方は見えませんでした。

名古屋市科学館のレストランは、2020年9月13日から閉店していましたが、2021年1月29日に「ミュージアムカフェ」という新しいお店が開店しました。

名古屋市市科学館のミュージアムショップもレストランと同様に閉店していましたが、2021年7月21日から新しいショップがオープンしました。

名古屋市科学館の南側にある白川公園では、久しぶりに「木下サーカス」の公演が行われています。

展示品変更情報

理工館6階の「話題の科学」ゾーンの展示は、2月から「軽石のひみつ」と6月から「国際ガラス年2022」になっています。

<話題の科学・国際ガラス年2022>

理工館6階の「地下へ挑む」ゾーンには温度管理された「ネタケース」の中にボーリングコアが展示されていますが、3月から「伊豆・小笠原海溝付近のボーリングコア」に更新されています。

天文館5階「宇宙のすがた」の「宇宙のひろがり」ゾーンでは、5月にブラックホールの撮影に成功した2例目、天の川銀河中心の巨大ブラックホール「いて座A」の写真が展示されています。

<天の川銀河中心の巨大ブラックホール・「いて座A」の写真>

生命館4階の「人体のふしぎ」フロアーは数年かけて展示更新が行われていましたが、2021年3月にすべての展示品が完成しました。新しく生まれ変わった生命館4階「人体のふしぎ」フロアーを堪能してください。また、新型コロナウイルスの詳しい解説展示もあり、「新型コロナウイルスの3Dデータを元に基に作成した模型」が目を引きます。

生命館3階の「生活のわざ」フロアーにある「ミミズトンネル」などは、新型コロナウイルス感染予防のため「トンネルをでたら手を洗おう」という注意書きをして、展示が再開されています。

生命館地下2階の「サイエンスホール」に、2021年3月から「あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室」がオープンしています。

理工館地下2階のイベントホールでは、3月12日(土)から6月12日(日)まで、春の特別展、気づいたときには食われている!「大地のハンター展」が開催されます。

最高の科学技術を子どもたちに!「虹色の金属結晶を育成しよう」

名古屋市科学館では産学連携の講座を開設しています。名古屋市科学館と中京大学人工知能高等研究所との連携講座として、最高の科学技術を子どもたちに!「虹色の金属結晶育成しよう」が開催されます。

最高の科学技術を子どもたちに!「虹色の金属結晶育成しよう」の開催日時は2022年8月27日(土)13時から16時30分で、会場は名古屋市科学館の第1実験室です。対象は中学生・高校生となっていて、定員は8組、参加費は無料です。申し込みは、官製はがきに必要事項を記入して、人工知能高等研究所あて郵送してください。締め切りは2022年7月29日(金)必着で、応募者多数の場合は抽選になります。

最高の科学技術を子どもたちに!「虹色の金属結晶育成しよう」では、ビスマスという金属に熱を加えて液体にし、その金属を冷却する過程で結晶を育成します。結晶が完成すると、青から黄色、赤と様々な色に輝く「虹色の金属結晶」になります。作った金属結晶は記念として自宅に持ち帰ることができますので、金属結晶に興味のある方は受講されたらいかがでしょうか。